先日、12月15日時点での希望調査にもとづいての埼玉県公立高校の倍率が発表されました。
皆さんご存じだと思いますが、これは入試本番の倍率ではないですから。
この倍率で入試を迎える訳ではないですから。
倍率を見て不要に心を乱されないようにお願いします。
山口学習塾でも受験予定の生徒さんがいますが、近所の市立川越高校(普通科)の倍率を見て目玉が飛び出た生徒さんや保護者様もいらっしゃったかもしれません。
市立川越(普通科)倍率2.64・・・
たしかにこの数字だけ見ると
「とんでもなく高い!!」
と、驚きますよね。
この時点での倍率としては、埼玉県の普通科ではトップの倍率とのことです。
さてこの倍率ですが、この地域の塾業界の人間はそんなに驚きません。
まあ大体例年こんなものだからです、この時点では。
この倍率も2月の本番までにはある程度落ち着きます。
念のため、市立川越(普通科)の過去3年の12月15日時点の倍率と本番の倍率を見てみましょう。
2021 | 2022 | 2023 | |
---|---|---|---|
12月15日時点 | 2.90 | 2.50 | 2.01 |
本番 | 1.64 | 1.48 | 1.36 |
3年前なんか、12月15日時点の倍率が3倍弱だったわけですから。
それでも本番では1.64まで下がっています。
今の倍率がいくら高くても気にしないでください。
本番までには大きく下がる可能性もありますから。
(ちなみに近所の川越南高校も12月15日時点の倍率よりは下がる可能性が高いです。)
「じゃあ、どのくらいまで下がりますか?」
と、聞きたい生徒さんもいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら我々は予言者ではないので分かりません。
ここからどのくらい下がるかの法則もありませんから。
(所沢北高校あたりは、もしかしたら今の時点よりも若干上がる可能性もあるかも?現時点で例年と比べてだいぶ低い印象がありますので。)
大事なことはこの時点での倍率に心を揺さぶられて勉強の手をとめることのないように、ということです。
「へ~、このくらいの倍率なんだ。ふ~ん。」
くらいの気持ちでいて下さい。
そして、
「ま、今の倍率がどうであっても、やるべきことは変わらない。今日も全力で勉強しよう!」
そんな気持ちでどっしりと構えて、目の前の勉強に全力を尽くしましょう!