「なんで音読なんかしなきゃいけないんだよ!!」
宿題に嫌気が差した小学3年生の長女が叫びました。
「なんで…」と改めて聞かれると、なかなかその理由が思い浮かばないものです。
ただ私は塾講師です。
ここはやはり「音読の重要性」について、長女に分かってもらわなければいけません。
父親として・・・ではなく、「塾講師」として。
常日頃から「音読は大事です!」と言っているプロとして。
なんとか長女にも音読の重要性を分かってもらい、そして前向きに宿題に取り組んでもらわなければ…
そう思ったわけです。
(長女がビービーギャーギャー騒ぐと、決まってその後、妻も・・・いや、辞めておきましょう。。)
私「音読をすることで読むスピードが速くなるだろ?声に出した方が目だけで読むよりも脳みそが働くらしいぞ?」
長女「そんなことない!コナンを声を出さないで読むときの方が早い!」
私「・・・・・音読をするときに気持ちを込めるだろ?お前の顔を見ていると、怒っている場面を読むときは怒った顔、嬉しい場面を読むときは嬉しい顔をしているぞ?相手に気持ちを伝える練習にもなるんじゃないか?」
長女「そんなことない!友達からは何考えてるか分からないってよく言われるもん!」
私「・・・・・たとえば黙って『ブドウ』って読む時と、声を出して『ブドウ』って読む時を比べると、声を出した時の方が本物のブドウを想像しやすいんじゃないか?色とか形とか味とか。」
長女「そんなことない!ブドウがここにないんだからそんなわけないでしょ!何言ってんの!?」
私「・・・・・」
いや、こんなはずではないのです。
生徒さん達だったら素直に「たしかに!」と聞いてくれるのです。
やはり、自分の子どもに教えるというのは非常に難しいものがありますね。。
おそらく長女は完全に「親の言うことは聞かないモード」もしくは、「親の前でとりあえず文句を言いたいモード」になってしまっていたのです。
こうなると親では厳しいんですよね…
子どもはどこまでも甘えますから。。
とりあえず長女に音読の重要性を教えるのはあきらめましたが、やっぱり音読は大事なのです!
国語の文章にせよ、英語の文章にせよ、声に出してそれを耳で聞いて、とした方が記憶には残ると思うのです。
何より黙って読むよりも、声に出して読む方が楽しいと思うんですよね。
良い文章は声に出して読むと気分も良くなると聞きますし。
小学生の国語教室では音読を取り入れていますが、本当に生徒さん達はスラスラ読めるようになっています。
中学校の教科書なのに、内容を覚えてしまっている生徒さんもいるくらいです。
私の長女に音読の重要性を伝えるには、塾の生徒さんたちの音読の様子を見せるのが一番効果があるのかもしれません。。