日曜日は衆議院議員の総選挙でした。
テレビも20時以降は選挙一色になりましたから、生徒の皆さんも知っているかもしれません。
皆さんはまだ選挙権を持っていないので、「興味を持とうね」と言ってもなかなか難しい話かもしれませんが、これからの日本の未来を担う皆さんも、できるだけ早くから選挙や政治に興味を持ってもらえれば…と個人的には思っていたりもします。
(と偉そうに言いますが、私も小中学生の頃はまったく政治や選挙に興味はありませんでした(;^_^A )
私自身は、けっこう選挙が好き?でして、選挙権を持ち始めてから今まで、地方選挙も含め全ての選挙に行っています。
しかし、特定の政党を応援している訳でもありませんし、特定の人を応援している訳でもありません。「自分の一票がこの国の、この街の政治を変えるんだ!」と、崇高な思いを持って選挙に行っている訳でもありません。
大学生の頃に政治を勉強していたので、ただなんとなく「高い授業料を払って政治を勉強したんだから、選挙くらい行かないとあの時の学費がもったいない…」という軽い思いで選挙に行き始めたような気がします・・・(;^_^A
そんな軽い気持ちで行き始めた選挙ですが、今や自分の中で「選挙は当たり前に行くもの」のように習慣化されているような気もします。
だから他人様に「国の政治を決める大事なことなんだから、選挙は絶対に行くべきだ」などと、偉そうに言うつもりはありませんし、言えた立場でもないと思っています。
この記事でも、生徒の皆さんに「将来、選挙は絶対に行くべきだ」などというつもりはありません。
「意外に選挙って面白いから、行ってみても損はないよ」くらいの感じで書いていきます。
私は、まず選挙の投票所の独特な雰囲気が好きです。(私が今住んでいる場所の投票所は近所の中学校になります。)
投票所の妙に静まり返った雰囲気。
「今から大事なことをするんだ」という雰囲気が漂っている気がするのです。
候補者の名前を書いて投票箱に用紙を入れる瞬間、妙に緊張感があるのですが、それもまた良いんですね。
今や何度も選挙に行ってだいぶ慣れてしまいましたが、20代前半の頃なんかは選挙に行くたびに
「ちょっと大人になった気がする」という気持ちもありました。
今回の選挙は子どもたちと一緒に選挙会場に行き、いろいろ説明しながら投票して来ました。
小学4年生の長女は、機械から出て来る投票用紙や、仕切りのついてある机や、頑丈そうな投票箱などに興味を持ったようで、一つ一つ「これはなに?」と聞いてきました。
とくに彼女が興味を持ったのは、投票用紙が2枚あるという部分。
「なんで人の名前じゃないのを書くの?」と言っていたんですね。
これは政党に票を入れる「比例代表」のことなのですが、小学4年生に伝えるのはなかなか難しかったです。
(一生懸命説明したのですが、結局、全く伝わっていなかったみたいです。。中3生であればドント式をサラッと説明すれば、スッと分かってくれるのですが…)
選挙の翌日の月曜日には、教室で講師の矢田や大崎と選挙結果についての話もアレコレと。
若者の二人が何をどう考えているのか、選挙を通じて知ることができる部分もあるんですね。
また、その日の夜には中3生から今回の選挙と今習っている公民に絡めた質問がチラホラと。
「中学生は選挙に興味はないだろうなぁ~」と思っていたのですが、意外にいろいろ知っていたりするんですね。
そんなこんなで、私にとっては選挙は意外に楽しいものなのです。
もちろん、「自分の一票は国の政治や地方の政治に関わる貴重な一票である」という側面もありますが、選挙を通じていろんな人といろんな話ができる、というのも私にとっては大事なことのような気がしています。
生徒の皆さんも投票権を得る年齢になったら、ぜひ選挙に行っていろんな人といろんな話をして欲しいと思います!