遅れれば遅れるほど挽回は大変に・・・

私自身の話になりますが、今年は5月ごろからダイエットを始めました。

運動する量を増やし、食べる量、食べるものも変えました。

ダイエットを続けること4ヵ月。

ようやく目標の体重に到達しました。

ダイエット期間はそれなりに大変です。

外食に行ってメニューを見ても、好きなものを選ぶことができません。

私の苦しみをよそに、好きなものをバクバク食べている子どもたちを見ていると、余計に苦しさが増します。

運動するにも、体が重くなっているため少しハードな運動をすると膝が痛くなったりするわけです。

今回、私は6キロのダイエットを行いましたが、本当は3キロくらい太ったところで「そろそろヤバいぞ…」と、ダイエットを始めていれば、こんなに辛く長い生活をしなくても済んだのではないか…と思ったりするのです。

さて皆さんの勉強も同じことが言えるのではないでしょうか。(と書くと「やっぱりそう来たか。」と思われるような気もしますが。)

簡単なグラフを用意しました。

青いラインは学校の勉強の量や内容の難しさを表していると思ってください。

つまり、学年が上がるごとに勉強の量や難しさはどんどん上がっていくということです。

しかも、その上がり方は一定ではなく、上がり方も大きくなっていきます。

たとえば30の学力を持っている生徒さんが中1の時点で「そろそろちゃんと勉強しないとマズイ…」と思ったとします。

中1の時点では学校の勉強の青いラインはまだ50かもしれません。

この時に必死に頑張れば20を挽回するだけで済むかもしれません。

しかし、30の学力のまま中学2年生になったとします。

そうすると、学校の授業の青いラインは120になっている可能性があるのです。

ここで「そろそろちゃんと勉強しないとマズイ…」と思って20の努力をしたとします。

自分の学力を50まで上げたとします。

しかし、120までは80も足りません。

当然、学校のテストで点数を上げることはできません。

仮にこの時点で3倍の60の努力をしたとします。

それでも自分の学力は合計90です。

これでも学校の授業の120には足りないのです。

ですから、勉強をし始めるのが遅れれば遅れるほど、「勉強しているはずなのに点数が伸びない…」という状態になってしまいます。

1年生の時にちゃんと勉強に向き合っていれば20の努力で点数を伸ばせたのに、2年生になると3倍の努力をしても点数は伸ばせない…、という状態になってしまう可能性もあるのです。

当たり前のことですが、勉強やダイエットに限らずどんなことでも早く対処した方が楽に解決できるものです。

手遅れになる前に…という言葉を使ってしまうと不要に煽るようであまり好きではないですが、特に勉強に関しては「穴はできるだけ早いうちに埋める」という意識を持って欲しいと願います。

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