数日前から実は右上の奥歯に違和感がありました。
過去に虫歯の治療で詰めてもらった銀歯がフィットしていない感じだったのです。
銀歯が浮いているというか…
ネットで調べてみると
「詰め物の中で虫歯になっている可能性がある」
そういう記述が出てきました。
(あぁ、これは虫歯かもしれない…)
そう思い始めると、今まで違和感だけだったのがなんとな~く痛みを感じるようになって来るんです。
妻にその話を打ち明けると
「絶対、虫歯でしょ。」とサラリと言われました。
絶対、虫歯…
もうダメですね、この言葉を聞いてからは前よりもいっそう右上の奥歯が存在感を示し始めるんです。
「あ、なんか今、痛みが走った気がする…」
「銀歯の詰め物が前よりも浮いている気がする…、やっぱり銀歯の下で虫歯が…」
生徒さんを指導しているとき、授業準備をしているとき、講師たちと仕事の話をしているとき。
そういう何かに集中しているときは忘れられるんです。
しかし、ふと自分一人になって手が止まったとき…
たとえば運転している最中などに右上の奥歯がアピールしてくるんです。
「俺は虫歯だぞ!!」と。
不安で仕方がないので、「絶対、虫歯」と妻に言われた翌日には歯医者さんに予約の電話をいれました。
そして、今朝、歯医者さんに見てもらった結果…
「問題ありません。虫歯の心配はないでしょう。」とのこと。
どうやら疲れやストレスが溜まっても、そういう現象はあるらしいのです。
私の話をじっくり聞いてくれ、そして、かみ合わせやレントゲンで状態を見てくれ、納得できる説明を歯医者さんがしてくれました。
「あぁ、これだったら大丈夫だな!」と安心できました。
不思議なもので、何の治療もしていないのに右上の奥歯の違和感は消えたような気がします。
痛みもなくなりました。
話を聞いただけなのに・・・
言葉って本当に力があるんですね。
誰かの言葉で体調まで変わってしまうのですから。
私も生徒さん達と話すときに言葉には注意しなければいけないな、と改めて思いました。
今朝の歯医者さんのように安心させ、元気にさせるような声掛けをしていこうと思います。
そして、何も考えずに「絶対、虫歯」と言い、私を過度に不安に陥れた妻のような声掛けは決してするまい、と心に誓いました。