先日、長男の幼稚園で夏祭りのような行事がありました。
その前日から長男は
「行きたくない…」
と行き渋りの様子を見せていたようで…
そして当日の朝。
長男の叫び声で起こされました。
妻も必死に説得しています。
「〇〇君だって△△君だって来るんだよ!これもあれもやるんだよ!絶対に楽しいよ!」
と…
妻が説得すればするほど、長男は大きな声で嫌がります。
やがて、
「脚が痛い~!」とか、「お腹が痛い~!」とか。
体調不良を訴えるようになり…
妻もほとほと疲れ果てたような表情で…
「本当に痛いの?どこが痛いの?」と聞くわけです。
妻の気持ちは痛いほど分かります。
あれだけ強硬に行き渋られると、
「本当にどこか調子が悪いのかも…。調子が悪いなら行かせるわけにはいかないよね。」
と思いたくなるのも当然です。
「だったら子どもを休ませてもいいよね?」と自分自身を納得させたくなるのは当然だと。
長男と妻のバトルを何もできずに傍らで見ていることしかできない自分を「情けない父親だな、俺は…」と思い、何とかこの状況を打開しようとアレコレ考えていました。
そこで私の頭に出て来た答えが、
「分かった。とりあえず、行ってみよう!もし、幼稚園に行って足が痛かったり、お腹が痛かったらすぐに帰っていいから。行ってみて決めよう!」
と、半ば強引にとりあえず幼稚園に行かせる作戦です。
ただ、そう長男に言っても、すぐに「うん、行く」と言うはずもなく…
相変わらずワーワー泣き続けている訳です。
(あぁ、本当に妻も大変だなぁ…)
自分が実際に長男の行き渋りと対峙すると妻の大変さが身に染みて分かる気がしました。
その大変さから逃れるように
「幼稚園に行けたら、オレオ買ってあげるぞ!」
と、卑怯とは思いつつも、モノ釣り作戦もあわせて発動。
何となく、妻の冷たい視線も感じながら…。
ワーワー泣いていた長男がぴくっと止まり。
「じゃあ、すぐに帰っても買ってくれるの?」
と…
(う~ん…どうしよう…。幼稚園に行って夏祭りに全く参加せずに「帰る、はい、オレオ買って。」は流石にマズいだろう…。)
一瞬、悩んでしまったのですが、もしここで
「いや、夏祭りに最後まで参加しないとダメだよ。」
なんてことを言ったら、また振り出しに戻ってワーワー泣き始めるんじゃないだろうか…と。
「いいよ、少しでも幼稚園に行けたらオレオ買ってあげるよ。」
と、後ろめたい気持ちも抱えながらも言ってしまったのですが…
とりあえずは長男を幼稚園に連れて行くことには成功したのであります。
さて、その後。
結局、オレオは買わずに済みました。
あれだけ行き渋っていた長男は、幼稚園に着くや否や、送って行った私の存在など忘れたかのように友達と一緒に走ってどこかに行ってしまいました。
その夜、妻に話を聞いたところ。
結局、祭りも最後まで参加し、「すごい楽しかった!」と言っていたそうです。
私との約束のオレオも忘れるくらいに…(;^_^A
以前も「サザエさん症候群」の記事を書きました。
子どもの行き渋り…
本当に大変です…( ;∀;)
大変なだけに自分自身が「まあ今日くらい休ませていいか…」と、折れてしまいそうになります。
大変なだけに、今回私は「モノで釣る」作戦という安易な方法を取ってしまいました…。
本当は大変でも粘り強く子どもの話を聞いて、子どもに話をして…としないといけないのかもしれません。
が、現実にはなかなか厳しいんですよね・・・
私の家族で言えば、朝の時間は長男だけでなく、小学生の上の二人のお姉ちゃんの準備もある訳ですし。
その二人の準備もしながら、ワーワー泣き叫ぶ長男の対応をしなければいけない妻は本当に大変だったと思います。
私も仕事の準備をしながら、できる限りのことをしようとは思いましたが大して役にも立てず…( ;∀;)
そんな状況で、「ゆっくりじっくり丁寧に子どもに対応する」というのは本当に至難の業なのではないか…と。
こういうことに関しては本当に答えがどこにあるのか、全く分かりません。
(妻のように正面切って泣き叫ぶ長男に対峙していない私なんかに答えが分かるはずがない…と言われたらその通りな気もしますが。。)
今回は塾に全く関係のない、完全に私事の話で申し訳ありませんでした。
生徒の皆さんにおかれましては、どうか塾への行き渋りなく前向きに来てくれることを願っておりますm(__)m