今日の中3理社の授業では遺伝の内容を行いました。
冒頭に血液型の伝わり方の話をしましたが、血液型といえば「性格診断」です。
「血液型によって性格が違う」のような話。
私はこの手の話は全く信じていないのですが、調べてみると笑ってしまうようなこともチラホラと。(血液型性格診断を信じている人がいらっしゃったら申し訳ございません!)
たとえばA型は几帳面で真面目、と言われることが多いようです。
一方、B型は大雑把で楽天的だとか。
いや~大雑把で楽天的なA型もたくさんいれば、几帳面で真面目なB型もたくさんいると思うんですよね。
私はB型なんですが、どちらかといえば几帳面な性格をしていると思っていますし、悲観的な性格をしている気がします。
いちばん面白かったのはO型の人の特徴。
・「お腹が空いた」と「眠い」が口癖
・たいていの事は寝たら解決する。
いや…いくらなんでも失礼な気が…
私の親戚や友人にもO型の人はたくさんいますけど、「お腹が空いた」とか「眠い」なんてことを言っている人はいませんよ。。
「寝れば悩みなんか吹っ飛ぶよ!」なんて言っている人もいませんし。
中3Bのクラスでも、中2Aのクラスでも、O型の人の性格に関しては生徒の皆さんも「そんなバカな!」という笑いが起きていました。
そもそも日本はどの血液型の人もわりと偏りなくいるからこそ、こういう性格診断的な話が成り立っているんですよね。
アメリカの先住民族のインディアンでは全く成り立ちませんから。
アメリカのインディアンは70%以上の人がO型らしいのです。
もし、血液型の性格診断が本当だったとしたら…
彼らはいつも「お腹が空いた」「眠い」と連発し、何か問題が起こったら「寝れば大体解決するさ!」と問題を後回しにして寝てしまう人が続出する事態になってしまいます。
これでは社会生活が成り立たないですよね。。
血液型の性格診断などは軽い気持ちで楽しむ程度でとどめておく方が良さそうな気がします。
「自分はA型だから几帳面で真面目なんだ!」なんて思い込んだら、自分の中にある別の一面を見つけにくくなるかもしれません。
とくに小中学生の皆さんはまだまだ可能性がある訳ですから、「自分はこういう性格」「自分はこういう人間」と枠に当てはめることなく、伸び伸びと可能性を育てていってほしいと思います。
そもそも血液型性格診断って、どの血液型も同じようなことが書いてあったりするんです。
A型:好きな人には意地悪だが、それは愛の鞭
B型:冷たくするのは親しい証拠
とか。
AB型:一人は好きだが一人は寂しいという矛盾
O型:一人の時間は好きだが孤独は嫌い
とか。
言い方を変えてるだけで同じことを言っている気がするんです…
「そんなの誰でも当てはまるんじゃ…」って思うこともたくさんあって…
心理テストや占いや性格診断などなど。
好きな人は好きなのだと思いますが、自分の気持ちや考え方にプラスになるようなことは信じて、そうではない部分については気にしないくらいがちょうど良いような気がします。