良い質問は講師を困らせる

「先生、ここの問題の答えって何ですか?」

という質問はあまり良い質問とは言えません。

それは教科書を調べればわかる場合が多いですし、そもそも解答を見れば済む話ですから。

一方、良い質問というのは答えを聞くのではなく、その理由や背景を聞く質問だと思います。

教科書や解答を見ても分からないことであれば、それはさらに良い質問と言えるのではないでしょうか。

そういう質問がこの時期の受験生からは多く出てきます。

本日の授業でも、

「第一次世界大戦では『同盟国』と言ったのに、第二次世界大戦では『枢軸国』と言うのはなぜですか?」

という質問を受けました。

とても良い質問です。

とても良い質問だけに、私も困りました…(;^_^A

そうなのです。

良い質問というのは、教科書や問題集を調べても分からないことが多いのです。

受験に直接かかわらない知識である場合も多いです。

ということは聞かれた私もその知識がないことが時々あるのです。。

そうなると素直に「ごめん、今から調べるよ…」と謝るしかありません。

(ちなみに先ほどの答えは、「イタリアのムッソリーニがドイツとの協力関係を『ベルリン=ローマ枢軸』と呼んだから」ということでした。)

生徒の皆さんには私や講師達、そしてサポーターの先輩たちをどんどん困らせて欲しいと思います。

教科書や問題集には載っていない理由や背景まで理解した知識というのは、いつまでも記憶に残りますから。

当然、そういうどっしりとした知識をたくさん持っている生徒さんはテストでも結果を出せるはずです!

そうすると「結果を出せる生徒さんほどわれわれを良い意味で困らせてくれる」と言えるかもしれませんね(笑)

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