今週の月曜日、ある中2生とテストの結果について話をしていました。
二学期中間テストの順位が過去最高だったのですが、本人は
「点数のわりに順位が良くなかった。周りがもっと頑張っていた。」
と、全く嬉しそうにしていなかったのです。
そこで私が
「反省も大事だけど、自分の中で過去最高だったんだから、その部分は自分を褒めてあげても良いんじゃない?」
と言ったのです。
が、その生徒さんは、
「私は自分自身を褒めたことがないし、自分を褒めても仕方がない。」
と言ったんですね。
その言葉を聞いて、私は自分の心にズドーンと何かを打ち込まれたような気がしました。
過去最高順位でも納得できない。そして、安易に自分自身を褒めない。
話を聞いている内に何だか恥ずかしくなってきました・・・(;^_^A
というのも、この前の日曜日に川越マラソンに向けて本番と同じ21㎞走を行ったんですね。
そのタイムがこの時期にしては、まあまあ良かったのです。
それなりに強い向かい風も吹いている中、最後まで粘って走り切ることができたので、
「まあまあ良い走りだったじゃないか!」
と、安易に自分自身を褒めてしまったのです。
褒めてしまった私は翌日の月曜日の朝、どうしたのか?
トレーニングを休んだのです・・・( ;∀;)
「まあ昨日はそれなりに良い走りだったし、今日はそこそこ筋肉痛だから休んでも良いよね。」
と、自分自身に甘えて完全に休息日としてしまったのです。
もちろん、無理して走ってケガをしてしまったら元も子もないですが、軽いジョギングだとか、筋トレだとか、負担が少ないことはできたはずです。
それを、「昨日の自分、よく頑張った!だから今日はご褒美に休もう!」と、油断をしてしまったのです。
年がら年中、自分を追い込んでばかりでは身も持たないかもしれませんが、安易に自分を褒めてしまうのは考えものかもしれません。
そういえば、オリンピック女子マラソンで2つ目のメダルを取った有森裕子さんもこんな言葉を残しています。
「初めて自分で自分を褒めたいと思います。」
日本国中からの期待を背負って、プレッシャーと戦って、怪我を乗り越えて、そしてようやく2つ目のメダルを取って初めて自分で自分を褒めたい・・・
オリンピックでメダルを取るような方は本当にストイックです。
私も、お話をした中2の生徒さんや有森さんを見習ってすぐに自分で自分を褒める癖を改めたいと思います…m(__)m