自分にとっては0.01%でも、その生徒さんにとっては100%

自動車のホンダの創業者、本田宗一郎さんの有名な言葉です。

「自分にとっては0.01%の故障でも、その車を買ったお客様にとっては100%の故障だ。だから0.01%といって決して満足してはいけない。」

この言葉はわれわれ塾講師にとっても、大事なことを示していると思います。

たとえば採点ミスがあったとします。

本来は正しい答えであるのに、われわれが間違えて×をつけてしまったとします。

我々は毎日、何問も採点をしています。

もしかしたら、1000問採点するうちの1問のミスかもしれません。

でも、その問題を解いた生徒さんにとっては、努力を重ねて勉強し必死に解いた1問かもしれません。

自信を持って答えた1問かもしれません。

それなのに、バツがついている…

「なんでだろう?あんなに勉強したのに…。どこが間違っているんだろう。何度解き直しても、どのテキストを確認しても、これが正解のような気がするんだけど…」

努力を重ねて自信を持って答えただけに、ショックを受けるかもしれません。

また、どこに間違いがあるか分からないので、直しに時間をかけてしまうかもしれません。(当然です。本来正解な訳ですから、いくら時間をかけても間違いが見つかるはずがないのです)

そういうことを想像した時、われわれは本当に慎重に1つ1つ採点しなければいけないのだと思うのです。

ですから、私は自分ふくめ、スタッフの採点ミスや解答ミスには厳しく当たります。

採点や解答の確認に関してはとにかく慎重にやるように伝えています。

その1問がどれだけ生徒さんに迷惑をかけてしまうかを常に意識するように伝えています。

まずは徹底してミスがないように。

もし仮にミスがあった場合には、すぐに訂正し、生徒さんに真摯に謝ること。

「自分にとっては0.01%のミスでも、その生徒さんにとっては100%のミスかもしれない」

それを常に意識すること。

今後も本田宗一郎さんから学んだこの意識を、スタッフと共に持ち続けて行きたいと思います。

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