私が小中学生の頃と比べ、今の小中学生は紙の本を読んだり、鉛筆で手書きしたり、というアナログ的な勉強の経験が少なくなっているのかもしれません。
パソコンやタブレットやスマホの画面で本を読むことができますし、文章も手書きをしなくてもボタンを押せば作ることができます。
それは小中学生だけでなく、仕事をしている大人もそうです。
私自身、仕事上で手書きをするのは、生徒さんのプリントの丸付け・添削がほとんです。あとは封筒に宛名を書く時ぐらいでしょうか。(極稀に何かしらの契約書にサインをする時もありますが。)
役所の書類なんかも今はパソコンで入力して…というのが多くなりました。
今後、ますますこういう動きは進んで行くのでしょうね。
紙の本は少なくなり、手書きの機会は減っていき・・・
と、思っていたらこんな記事を見つけました。
『IT先進国スウェーデン、学校で「紙と鉛筆のアナログ教育」に戻る計画を発表』
どうやらスウェーデンでは、タブレット学習などの時間が減らされ、紙の本を読んだり、手書きでの学習をしたり、といった昔ながらの勉強時間が見直されているようです。
日本の学校と逆の流れと言えるかもしれません。
なぜそんなことになっているのか?
記事中にこんな文章があります☟
実は近年、特に2016年から2021年にかけてスウェーデンの児童の読解力は低下している。小学4年生の読解力に関する国際的な評価である「国際読解力調査(PIRLS)」において、ヨーロッパ平均は上回っているものの、毎年ポイントを下げているのだ。
以前より、保育園でのタブレット導入など、スウェーデンの教育へのデジタル化アプローチが基礎的な学力の低下につながっているのではないか、という政治家や専門家から疑問の声があがっており、エドホルム大臣の決定はこれらに応えた形だ。
なんと、デジタル教育を進めた結果、子どもたちの読解力が落ちている!!ということらしいのです。
記事を読むと「そんなことあるかい!」と反論している人もいるそうで、明確にデジタル教育が読解力にどう影響するかは分かっていないみたいですが・・・
とにかくIT先進国のスウェーデンでは、デジタル教育の拡大に待ったをかけた形になっているようです。
どうなんでしょうか。
本当にタブレット学習などで読解力が減少してしまうものなのでしょうか。
今後の調査、研究で徐々に明らかになっていく部分だと思いますが、私個人的な意見としては「紙の本」の重要性が見直されるのはありがたいな~と。
私もタブレットやスマホで本を読んだことがあるのですが、目が疲れるんですよね・・・(;^_^A
ちょっと読んでいると目が疲れて、字がぼやけて来るのです。。
完全に歳のせいだと思いますが…
そういう意味で私は紙の本は無くならないで欲しいな~と願っている一人です。
「やはり紙の本の方が学習効果が高いんだ!」ということが証明されれば、きっと紙の本が無くなることもないでしょう。
そうすれば、私の目の疲れもいくらかは和らぐ未来が待っていると思うのです。
ということで、スウェーデンの小中学生を応援しております(笑)