一か月後の小江戸川越マラソンに向けてトレーニングの真っ最中です。
9月から本格的に始めたトレーニングもおよそ2か月が経ち、私の嫌いなスピード練習も織り交ぜながらの毎日となっています…(;^_^A
さて、9月1日から10月28日まで私がどのくらいの距離を走ったかというと、合計で440㎞になります。
自分で言うのもおかしいかもしれませんが、「競技歴のない中年男性としては、なかなかの距離ではないかな~」などと思ったりもしています。(世の中にはもっと追い込んでいる方が五万といらっしゃるので、こんなことで自分を誇ってはいけないのかもしれませんが…)
生徒の皆さんにとって440㎞という距離はなかなか想像できないかもしれませんが、「1日あたり7.5㎞走ります!」と言ったら少し実感を持ってもらえるかもしれません。
学校のロードレース大会がおそらく約3㎞くらいだと思いますので、毎日ロードレースを2回分やるような感じです。
そう考えると、「けっこうキツイかも…」と感じてもらえるかもしれません(;^_^A
いや、実際にけっこうキツイんですよ。。
「今日は休みたいな~」という日もわりと頻繁にあるんです…
われわれ塾講師の仕事は夜は遅いので、家に帰るともう夜の11時前後だったりします。
そこから急いでお風呂に入って夕食を食べて、滑り込みセーフで午前0時前に布団に入る。
朝起きて子どもの学校の支度をしながら、自分も着替えたり、準備体操したり。
子どもを学校に見送ってから直ぐに走りに出かける。
走りに出かけたら出かけたで、倒れそうになるまで走ることもあったり…
(実際に9月中は非常に暑かったので、毎日地獄のようでした…)
こういう話をサポーター達にすると、
「よく続けられますね。」
と言われることもあるんです。
たしかに冷静に考えてみると、ただの趣味レベルでやっているにしてはそれなりに追い込んでいるような気もします。
ただ、私は思うんですね。
辛い、大変だ、と言ってもたかだか3ヵ月です。
しかも、私自身、ランニングがそれなりに好きでもあるのです。
であれば、「高校受験を思い出せば大したことない話だな」と思うのです。
皆さんも今、入試に向けて歯を食いしばって戦っています。
おそらく、皆さんの多くが勉強が好きではないかもしれません。
その好きではないことに8か月間も向き合い続けている訳です。
私も中学生の時は皆さんと同じように毎日、受験勉強に向き合っていました。
私の場合は中2の二月頃から。
そこから入試本番の二月まで、ちょうど一年くらい、本当に毎日、嫌な勉強と向き合い続けていました。
私は塾に通っていませんでしたので、毎日、1人で自分の部屋に籠ってひたすら勉強に向き合っていたのです。
ものすごいストレスでしたし、ものすごい不安に襲われる時もたびたびありました。
今思い出しても、本当に大変な一年間でした。
それと比べたら、今やってるマラソンの練習など大したことはないんです。
私自身が今までの人生の中で一番大変で、一番努力したのは、間違いなく高校受験だったと思います。
あれほど1人で四六時中、必死になって戦い続けたのは高校受験しかありませんでした。
大学受験も、資格の試験も、就職活動も、高校受験に比べたらぜんぜん楽だったように思います。
私自身は高校受験を通して、踏ん張る力を得ることができたように思っています。
多少嫌なことや辛いことがあっても「あの高校受験よりはマシだろう」といつも思います。
「高校受験を頑張ったから、学力の高い〇〇高校に入ることができた」とか。
「高校受験を頑張ったから、就職に有利な〇〇大学に入ることができた」とか。
そういうことは、私自身はあまり感じていません。
それよりも、
「高校受験を頑張ったから、踏ん張る力が身に付いた」
ということを感じています。
「15歳の自分があれだけ努力できたのだから、今の自分だってもう少し踏ん張れるだろう。」
そういう気持ちは私自身の財産だと思っています。
これはあくまで私個人の話です。
受験生の皆さんは、それぞれに高校受験の意味や価値を見つけて欲しいと思います。
私のように努力する力を身に付けたと感じる生徒さんもいるかもしれません。
勉強を通して今までなかった考え方を身に付けたと感じる生徒さんもいるかもしれません。
将来にわたって自分の中にあり続ける財産を受験を通して手に入れて欲しいと願っています。
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