こんにちは、サポーターの大崎です。
いつもは本の紹介文を書いている私ですが、今回は自分が中学生だった頃の受験体験を記そうと思います。と言いましても、残念なことに書けることはほとんどありません。私が山口学習塾に入ったのは中三の初夏、一学期中間テストが終わった時期でした。ですからこの塾で勉強したのはわずか半年、その後大学生になりサポーターとして戻ってきましたので、山口学習塾で過ごした年月は累計で三年ほどでしょうか。小学生から中学三年生までずっとこの塾に通い続けている生徒であれば、私よりここに慣れ親しんでいることになります。
入塾した時期が比較的遅く、実際に受験勉強にいそしんでいた期間が短いからでしょうか、はたまた当時の私が何も考えていない中学生だったのが原因でしょうか、高校受験の具体的なエピソードはほとんど記憶に残っていません。ただ一つ確実に言えることがあるとすれば、当時の私がものすごく負けず嫌いだったことくらいでしょうか。
そもそも私がここに入塾したのは、少し前に山口学習塾に入った同級生に直前の定期テストで惜敗したからでした。詳しいことは書けませんが、その同級生に負けた体験は当時の自分にとってそれなりにショッキングな出来事でした。過去を振り返って人生のターニングポイントを決めるとするならば、この敗北を候補に挙げるでしょう。
その敗北を機に私は山口学習塾に入塾、そこからの半年間は人生で一番勉強した時期だったと言っても過言ではありません。無我夢中で課題をこなしました。提出した答案の返却が遅いな、と感じるくらいにプリントを提出しまくりました。勉強のモチベーションになったのは先ほど記した敗北の体験と、切磋琢磨する友人たちの存在でした。
ひたすら勉強する日々を経て迎えた受験直前、一月の終わりごろだったでしょうか、私は志望校をいきなりひき上げました。そのことを伝えたときの学校の担任教諭の言葉を今でも鮮烈に覚えています。「落ちるために受けるの?」と。まあ一、二年生の頃の通知表を勘案すればそれなりに無謀な戦いだったので、先生がそう言いたくなる気持ちも理解できます。当時は何とも思いませんでしたが、いざこうして文字に書いてみるとまあまあひどい言葉ですね。
そんな言葉をかけられても私はめげずに勉強を続けました。その結果、見事合格。聞いた話によると、担任の先生は合格報告を受けたときに「落ちるかと思った」とおっしゃったとか。
私の高校受験体験はおおむねこのような感じでした。敗北から始まった受験生活ですが、最後は無事に終えることが出来ました。担任の先生に「落ちるために受けるの」なんて言葉をかけられる中学生も珍しいかと思われます。この経験から一つ言えることは、「他人から何を言われても合格する可能性は十分にある」ということです。ましてやそれが担任の先生からの否定的な言葉だったとしても、合格することは十分可能です。
皆さんがどれくらいの時間、塾にこもって勉強しているか、学校の先生をはじめとするほとんどの人は知らないと思います。どれくらい努力しているか知らない人が何を言っても、それはあまり説得力がないですよね。どれくらい頑張っているか、それを知っているのは皆さんの勉強している姿を近くで見ている塾の先生方や塾に送り出してくださる家族の方々、そして何より勉強している自分自身だと思います。皆さんどうでしょう、自分自身の勉強を振り返ったときに、納得できるくらい努力していますか?今現在の努力に納得できないのであれば、きっと受験が終わったときに後悔します。「もっとやっておけばよかった」「自分はもっとできたのに」なんて受験最後の日に思わないように、悔いのない勉強生活を送ってください。応援しています。