この前の土曜日、暑かったですね。
昨日の日曜日の方が暑かったぞ!というツッコミが入りそうですが、土曜日の話をさせて頂きたいので…
土曜日、久しぶりに西武文理高校の脇にある入間川沿いのサイクリングロードでランニングをしました。
非常に暑い中、私以外にもたくさんの人がランニングをしたり散歩をしたりしていました。
見通しの良い一本道のサイクリングロード。
目的の場所まで目をやると気が遠くなります。
例えば西武文理高校の近くのいるまがわ大橋あたりから、水上公園近くの八瀬大橋が見えるんです。
そうすると、「うわぁ…これからあそこまで行くのか…」と、なかなか気分が重くなるんです。とくに土曜日のような暑い日には…
そんなとき、100mくらい先に自分よりもスローペースで走っている人がいると非常に助かります。
「とりあえず、あの人に追いつこう!」と現実的な目標が見えて、少し元気が出るんですね。「まずはあの人!」と、そのランナーを目標にすることでまだまだ先の遠い目標を忘れられるんです。
100mあった差が50m、30m、10mと近づいてくると気持ちもどんどん元気になります。そして、その人を抜くとほんの少しの達成感も得られたりするんです。
そうやって、また前を走っている人を見つけては目標にして走っていく。今度はあの人、今度はあの人…と。
気づくと設定していたペースがどんどん速くなって、最後は地獄の苦しみを味わうことになったりもするのですが…(まさにこの前の土曜日のランニングはそうでした。最後の1㎞は周りで散歩している人もこちらを見るくらい必死の形相で走っていました…)
スモールステップ法という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
いきなり高い目標を目指すのではなく、小さな目標をいくつも達成しながら最終的に高い目標にたどり着くことを言います。
私の土曜日のランニングもスモールステップ法と言ってもいいかもしれません。いきなり八瀬大橋を目指すと気が遠くなりやる気をなくすので、まずはちょっと先のランナーを目指して走っていく。それが達成できたら、またその先に走っているランナーを目指して走っていく。そして、最終的に八瀬大橋までたどり着く。
強引に皆さんの勉強に結びつけてしまいますが、皆さんもいきなり高い目標を目指すとやる気が出ないかもしれません。たとえば今、テストの合計が300点くらいの人が400点を次のテストで目指すのは何となく現実的なものと思えないかもしれません。(1回で五教科合計100点以上あがる生徒さんも実際にはいますが。)
まずは自分より少しだけ成績の良い友達に勝つ、という目標でもいいかもしれません。もしくは、まずは全ての教科で10点ずつ上げる、でもいいかもしれません。平均点に届いてない教科があるのなら、まず全ての教科で平均点を超える、でもいいかもしれません。
もっと具体的な行動で目標を分けるのも効果的かもしれませんね。
たとえば、「1週間で学校のワークを終わらせる。」としていたのを、「1日20ページワークを進める。」に変えてみるとか。もっと細かく、「1時間で7ページ進める。」に変えてみるとか。
大きな目標を一気に越えようとするのは大変でも、細かい目標をいくつも越えていくことなら案外できるかもしれません。その方が私の土曜日のランニングのように気分も楽に達成感を持ちながらできるかもしれません。(最後は楽ではありませんでしたが…)
次の期末テストの勉強に向けてこの話が少しでも皆さんの役に立つようであれば、先週土曜日のラスト1㎞の私の苦しみも報われる気がします。。