清水の舞台から飛び降りる!

こんにちは、サポーターの染井です。

南禅寺の水路閣に引き続き今回も京都旅行にちなんだテーマでブログを書いていこうと思います。

皆さんは「清水の舞台から飛び降りる」というフレーズを聞いたことがあるでしょうか?

これはことわざの一つです。

清水というのは、京都の東山にある清水寺のことを指しています。

修学旅行に行った生徒たちは清水寺へ行ったと思いますが、そこに崖からせり出した舞台があったはずです。

このことわざは、江戸時代にその舞台から飛び降りる者が多く表れた故事から由来しています。

 しかし、清水の舞台から地上まではおよそ13メートルの高さがあるそうです。

そんな舞台から飛び降りたら普通死んじゃうと思いますよね?

下まで一直線に落ちたらそのあとはあの世に一直線でしょう。

飛び降りた人がどうなったか、“清水寺成就院日記”という書物に記されているようです。

その書物によると、飛び降りた人の数は約230人。

そんなにも多くの人が願掛けを信じて飛び降りたなんて信じられないですね…。

気になるのはその生存率ですが、驚くことに約85%だそうです!!

命を落としてしまったのは34人で、残りの者はみな助かったのです。

江戸時代の人間は何とも素晴らしい生命力を持っていますね。

 そもそもなぜ清水の舞台から飛び降りたのかというと江戸時代には、清水の舞台から飛び降りて生き残れば願いが叶う、死んで成仏ができる、というような願掛けのためだったみたいです。

 話はことわざに戻ります。

現代でも「清水の舞台から飛び降りる」というフレーズは使われます。

意味は〈決死の覚悟で物事を行う、非常に重要な決断をする〉です。

「清水の舞台から飛び降りるつもりで〇〇する。」というように使われることが多いでしょう。

 私の旅行の話になりますが京都の嵐山で“西利”という漬物が有名なお店に入ったのですが、そこには私の大好物の梅干しがたくさん売っていました。

その中の一つに一粒400円もする“極上の梅干し”という名前の梅干しが売られていました。

色々なものにお金を使いすぎていて金欠だったのですが一つの人生経験だと思い、清水の舞台から飛び降りるつもりでその梅干しを買いました。

自宅に帰ってから食べてみましたが、かなり美味しかったので後悔はしていません。

飛び降り成功ですね!

 私の使い方は少々わざとらしかったかもしれませんが、今回は一つのことわざを紹介しました。

京都旅行に関連するネタがまだ残っていればまたブログに書こうと思います。

TOP