皆さん、梅雨が明けちゃいました。(まだ6月なのに…)
なんと観測史上もっとも短い梅雨だったとのことです。
ものすごく驚くとともに、憂鬱にもなります…
「これからずっとこの猛暑が続くのか…」それを思うと気が滅入ります。
でも私などは朝から晩まで冷房の効いた部屋にいることが多いので、この暑さに対して不平不満を言ったら怒られてしまいますね。
小中学生の皆さんは、もっと暑さに耐えている訳ですから。保護者様の中にも汗だくで満員のバスや電車で通勤されている方もいらっしゃるでしょうから、それに比べれば私はかなり恵まれている方です。明けてしまったものは仕方ありません。不平不満は言わずにこの夏も前向きに乗り切っていこうと思います。
さて、ここで勉強の話を入れたいと思います。
そもそも梅雨はなぜ起きるのでしょうか?
中3生はもう習いましたね。急に聞かれたとしても説明できますよね?
北海道の北にあるオホーツク海に発達する「オホーツク海気団」と、日本列島の南で発達する「小笠原気団」がぶつかり、その境目に停滞前線(梅雨前線)が発生することで梅雨になります。そして、梅雨は例年だと1か月ちょっと続くんですね。昨年の関東地方は6月14日ごろに梅雨入りし、7月16日ごろに梅雨明けしたそうです。
ちなみに梅雨明けは、南の「小笠原気団(太平洋高気圧)」が北の「オホーツク海気団」を押し上げることによって訪れます。日本列島が「小笠原気団」に包まれることによって夏になるわけです。
こういう表現が正しいかどうかは分かりませんが、北の「オホーツク海気団」と南の「小笠原気団」が一か月程度喧嘩をし続けて、最終的に南の「小笠原気団」が勝つ、という感じでしょうか。その喧嘩の際に出るお互いの汗が梅雨となる…とイメージすると何だかジメジメの梅雨がより嫌な感じになってしまいますが…(今年はすでに明けたということで、この表現をお許しください!)
例年、一か月程度続く北の「オホーツク海気団」と南の「小笠原気団」の喧嘩が、今年はたった20日程度で終わりを迎えたようです。今年の関東の梅雨入りは6月6日ごろ、そして梅雨明けは6月27日ごろとのこと。今年の喧嘩は短期決戦、「小笠原気団」の圧勝に終わりました。
さて、冗談のようなことばかりも言ってられず、梅雨がこれだけ短いと水不足が心配されます。さらに今は電気の不足も心配されています。水も電気もこれだけ暑い夏を乗り切るには欠かせないものです。しかし、それらが今年は不足する可能性がある。
水も電気も適切に使っていかなければ健康にも関わりますので、何でもかんでも節約節約と言うのは、また違うのかもしれませんが、少なくとも無駄遣いはしないように心掛けたいと思います。
早すぎる梅雨明けで、暑さに体力を奪われる季節が長くなるかもしれません。しっかり食べ、しっかり睡眠をとり、この夏も元気に皆さんが塾に来てくれることを願います!