今年の受験生の夏期講習ですが、例年と違うところがあります。
それは朝の一番初めの時間が自習から始まるところ。
自習といっても自由参加ではなく、「全員が必ず参加しなくてはいけない自習」です。
夏期講習がスタートする前は、この朝から始まる自習に少しだけ不安を抱えておりました。
やはり「自習」と「授業」では言葉の重みというか、生徒さん達の意識が違うような気がするのです。
われわれ講師からすれば、どちらも大事な「学習時間」ではありますが、受験生にとってはそうは感じないかもしれません。
「授業は絶対に出ないといけないもの。でも、自習だったら多少は・・・」
そんな気持ちが働いてしまう可能性もあるのではないか…
そういう心配をしていたんですね。
あるいは、仮に朝の自習の時間に遅れずに来たとしても、
「今日は眠いから、朝の自習の時間は適当に流してしまおう…」
そんな気持ちになってしまう生徒さんもいるのではないか…と。
しかし、それらの私の不安は完全に杞憂に過ぎなかったようです。
ほとんどの受験生が毎朝遅れずに塾に来てくれています。
また、朝の自習の時間から集中して課題に取り組んでくれています。
朝から質問もたくさん出てきます。
むしろ、朝のスタートは授業から入るよりも自習から入った方がいいのではないか、と思うくらいしっかりやってくれています。(来年以降の受験生の夏期講習も、今年の様子を見て自習から入るスケジュールにするかもしれません。)
ちなみに”杞憂”という言葉ですが、読み方は「きゆう」です。
意味は「心配しないでいいことを心配すること」です。
国語の授業のような終わり方になってしまいましたが、本日の記事はこのあたりで。