新元号の発表がありましたね。
「令和」
発表を聞いて、どう反応していいか…なかなか分からない不思議な気持ちになりましたが、きっと平成の発表のときもそうだったんでしょう。私も子供の頃のことなので、もう覚えてはいませんが…。
今では当たり前のように使っている「平成」もきっと最初はぎこちなく使っていたのでしょう。
「令和元年…なんか恥ずかしいな。」と講師の樋口がこぼしていましたが、半年もすれば「平成」と同じように当たり前のように使う言葉になるのでしょうね。
さて、新元号「令和」の発表と共に新年度が始まりました。(とは言っても塾の新年度は一か月前に始まっているので、あまりあらたまった気持ちはありませんが。)
生徒たちの学習を応援するのは当たり前なのですが、今年は一人、特別に応援したい人が私にはいます。
それは、この春、新社会人として山口学習塾を巣立っていったアルバイトのY君です。
なぜ彼に特別な思いを抱くかというと、彼は私が山口学習塾を開業して初めての生徒だったからです。
当時の山口学習塾、今のように一階で4教室を借りてやっていたのではありません。
今の建物の2階、住居用のアパートの1室を借りて学習塾をやっていたのです。(どんなに頑張っても生徒15人くらいしか入らないような大きさの部屋です。)
地域で山口学習塾を知る人など誰もいない時代、アパートの1室のインターフォンを彼のお母様が押してくれたその瞬間から、山口学習塾が始まりました。
私もまだまだ若く、経験も技術も未熟な中、Y先輩を含め、皆さんの先輩たちが本当に努力を重ねて結果を出してくれたからこそ、今の山口学習塾があるんです。
そういうことを振り返るとき、今日から社会人デビューを飾るY先輩を心から応援する気持ちが自然と沸き上がってきます。
今いる生徒たちも、彼のように山口学習塾で思い切り努力を重ね、その苦労の記憶が自信となり、良い思い出として残るように、われわれもこの令和元年を全力で指導していきたいと思います。
そして皆さんが、Y先輩のように高校を卒業したら、また山口学習塾に今度はスタッフとして戻って来てくれるような、愛される学習塾であり続けるための令和元年にできればと願います。