突然ですがみなさん、数独をご存知でしょうか。
数独は、数字を配置するシンプルなルールの論理パズルで、以下の3つの基本ルールに従って数字を配置していくゲームです。
- 行ルール: 同じ行に同じ数字を複数配置できません。
- 列ルール: 同じ列に同じ数字を複数配置できません。
- ボックスルール: 9つの3×3のボックス内に同じ数字を複数配置できません。
数独はアメリカのパズル誌に載っていた「Number Place」というパズルを、日本のパズル制作会社の代表取締役が、名称だけ「数字は独身に限る」(略して、数独)と変えて日本で発表したことが始まりだそうです。「数字は独身に限る」という名称はこの3つの基本ルールの「数字が重なってはいけない」という意味の比喩らしいです。
数独は、論理的思考力を鍛える優れたツールと言われています。マス目の数字は一意でなければならず、行や列、ボックスごとに数字が重複しないようにするためには、論理的な推理が必要です。数字の関係性を考え、制約を適切に認識しながら解いていく過程で、脳の活性化と論理思考力の向上が期待できると言われています。
実際に私も数独を解いてみて、数学の問題を解くための論理的な考え方を学ぶのに非常に有効ではないかと感じました。
数独は与えらえた情報(最初に書いてある数字)をもとにして、当てはまる数字を推理していきます。
一見、単純な作業に見えますが、行や列、ボックスごとに数字が重複しないように配置するためにはきちんと考えながら数字を埋めていかなければなりません。
夏期講習の数学の授業では最初の10分間、数独を解いてもらっています。
数独が数学の実力の向上や、成績アップにどのくらい繋がるかはまだまだ未知数ですが、今のところ、ほとんどの生徒が集中して楽しそうに解いてくれています。
本日、夏の小学生体験教室でも数独を行いました。
はじめて数独を解く生徒もいましたが、苦戦しながらも楽しそうに解いてくれました。
勉強を楽しむというの非常に難しいことですが、数独がその一つのきっかけになってくれればと思います。