想像してみましょう。
合格発表の日。
自分の番号がそこになかった。
自分は受験に落ちてしまった。
そのとき、皆さんは何を思うでしょうか。
きっとこう思うはずです。
「もっと勉強しておけばよかった」
「スマホなんかいじってないで、もっと早く寝ていればよかった」
「授業中、演習中、もっと集中しておけばよかった」
「休み時間も勉強していればよかった」
「毎日、30分でも長く勉強してたら」
「あと2か月、時間があったら・・・」
「時間が戻ったらな・・・。神様、時間を戻してくれ!」
皆さんの願いを聞いた神様が時間を戻してくれました。
そして、今、この地点に皆さんは帰ってきました。
冬期講習直前のこの日に帰ってきました。
さあ、皆さん、今から何をやりますか?
皆さんは一度不合格の涙をのんでいます。
そして、心の底から神様にお願いしました。
「時間を戻してくれ」と。
そして、神様はそれに答えてくれ、皆さんにもう一度だけチャンスを与えました。
不合格の涙を忘れて、もう一度同じ時間を繰り返しますか?
それとも、あの日の思いを胸に今度は別の道を歩みますか?
もう時間は戻りません。
「〇〇しておけばよかった」はもう二度と通用しません。
「不合格」という言葉は今の時期、聞きたくない言葉だと思います。
しかし、自分が不合格になったとき何を思うのか。何を願うのか。
一度、想像してみてもいいかもしれません。
その時に願うだろうことを今の皆さんにならやれる時間が残されています。
「スマホを夜遅くまで使っていたことを後悔するだろうな」と思うのならば、スマホとの付き合い方を改めないといけないかもしれません。
「居眠りしていたことを後悔するだろうな」と思うのならば、居眠りしないようにもっと真剣に日々の生活を考える必要があるかもしれません。
「あと30分でも毎日勉強していればと後悔するだろうな」と思うのならば、学校から急いで帰り、急いで塾に来た方がいいかもしれません。
残りの期間、1分1秒を無駄にしないためのエネルギーが、あえて不合格を想像することから湧いてくるかもしれません。
「さあ、いよいよ冬期講習だ!」という時期に、縁起でもない話をしてしまい申し訳ございませんでした。
しかし、そのくらい真剣にこの冬期講習、そして年明けからのラストスパートを過ごしてほしいと願っています。
悪い未来を想像しても、それを真正面から受け止め、そして力に変える強さが今年の受験生にはあると信じています。
25日からの冬期講習、必死に1点をもぎ取る勉強をしてくれることを願っています。