完全数

「完全数」

響きがカッコいいですよね。

「完全数」なんて言葉を日常で使えたら、「この人、頭がよそうだな~」と思ってもらえるかもしれません。

問題は日常のどの場面で「完全数」という言葉を使うのか・・・という話になりますが。

完全数というのは、簡単にいえば「その数の約数を足したらその数になる(ただしその数自身は除く)」という数です。

「ぜんぜん簡単じゃないんですけど・・・」とツッコみが来そうです(;^_^A

たしかに文章で説明すると、よく分かりませんね。

例を出しましょう。

28という数を考えてみます。

28の約数はなんでしょうか?

約数とはその数を割ることができる数ですから、

1,2,4,7,14,28

以上6つの数が28の約数となります。

その中で、「その数自身は除き」ますので、28はどこかに放り投げておきましょう。

残った1,2,4,7,14を足してみて下さい。

なんと、28になるのです!!

これが完全数です。

ちなみに完全数は今まで52個しか発見されてないそうです。

しかも、51個目から52個目が発見されるまでに6年もかかっているとか・・・

これだけコンピューターが発達した時代に6年もかかるなんて不思議な気がします。

数学は奥が深いですね。

さて、そんな完全数の一つである28ですが、この数は完全数であるだけではないのです。

皆さん、カレンダーは毎年変わるのは知っていますよね?

たとえば今日は1月16日の木曜日ですが、来年のカレンダーでは1月16日は金曜日になっています。

しかし、カレンダーは何年かすると全く同じになります。

それが28年後なのです!(←昨日、ラジオで仕入れた知識です。。)

つまり、2025年+28年=2053年のカレンダーは今年のカレンダーと全く同じなのです!

ですから、今年のカレンダーを28年後まで大事に取っておけば、28年後にカレンダーを買う必要がなくなりますので、少しだけ節約できます(笑)

他にもカレンダーの中に不思議な28という数字が出て来ます。

12か月の中でひとつだけ妙な月がありますよね?

ひとつだけ他の月と比べて妙に短い月がありませんか?

そう2月です。

では2月の日数は何日でしょうか?

28日ですよね!

(「4年に一回、29日になるじゃないか。」とツッコみが来そうで怖いですが。)

別の世界でも28は現れます。

皆さん、お蕎麦は好きでしょうか?

私はうどんよりも蕎麦派です。

そして蕎麦は蕎麦でも二八蕎麦が好きです。

そば粉8:小麦粉2の割合で作られた蕎麦です。

100%そば粉の十割蕎麦よりも二八蕎麦が好きなのです。

・・・・・なんと

ここにも28が現れました!!

恐るべし28・・・(強引過ぎるのは自覚しております。。)

「じゃあ、他には?」

と言われると、今のところ何も思いつきませんが…

最後に塾講師らしいクイズを出して記事を終わりたいと思います。

最小の完全数はいくつでしょうか?

実は28よりも小さい完全数があるんですね。

是非とも考えてみて下さい!

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