塩酸は物質の名前じゃない

こんにちは!!サポーターの佐山です。

早速本題に入っていきたいと思います!!

中2、中3の理科はテスト範囲に化学式やイオン式を用いた単元が入っています。

その中でよく「塩酸の化学式を教えてください」という質問を受けます。

答えから述べてしまうとHClなのですが、塩酸以外の多くの物質は名前から化学式を想像することができると思います。

たとえば食塩である塩化ナトリウムの化学式はNaClで、ド忘れしてしまっても名前さえ書いてあれば何とかかけそうな化学式になっています。

しかし塩酸が何と何が化合した物質なのかわかりづらいのはなぜでしょうか

実はその理由は「塩酸」という言葉が物質の名前を直接表しているわけではないからです。

「塩酸」と言う言葉の定義は「塩化水素の水溶液(水に溶かしたもの)」です。

よくよく考えてみると、問題文で「塩酸の水溶液」という言葉を見たことがないと思います。

これはそもそも「塩酸」という言葉自体に水溶液の意味が入っているからだったわけです。

そして本来の物質名の「塩化水素」という名前からであれば、HClという化学式が想像しやすいのではないでしょうか。

化学式の問題は暗記が多く難しいと思う人も多いと思います。

そこで物質名をヒントにして化学式を想像したりできると、暗記の量を減らすことができるのでおススメの方法です。 ぜひ塩酸の化学式の暗記で苦労している人は使ってみてください!!!

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