問題文を読まない子

大東西中のテスト対策もクライマックスです。

今日もしっかり点数をもぎ取る学習をしてほしいと願います。

さて、タイトルの「問題文を読まない子」というのは生徒の皆さんのことではなく、私の子どものことです。

次女の話です。

今年、小学1年生になった次女ですが、最近は算数の引き算の宿題に追われているようです。

単純な8-5などの計算問題であればできるようなのですが、文章題になると途端にできなくなるそうです。

たとえば、

「アヒルが8わいました。3わがどこかにいってしまいました。のこりはなんわですか。」

というような文章になると全くダメ。

長女に聞いてばかりいるそうです。

長女も

「最初に8羽いたでしょ?そこから3羽いなくなったんだから、何ひく何になる?8羽と3羽だよ?8と3だよ?8と3しか数字はないんだよ?」

教えているというよりも、もはや答えです。

そう言われると次女は

「分かった!8-3だ!」と言う訳です。

もちろん、こんな教え方をされている次女は

「アイスを4ほんたべました。はじめにアイスは6ほんありました。のこりのアイスはなんぼんでしょうか。」

という次の問題でまたしても手が止まります。

そして言う訳です。

「お姉ちゃん、教えて!」と。

そう言われると、長女も「しょうがないな~」と言いながら、まんざらでもない顔で例の「ほぼ答えを教えてます」指導を繰り広げる訳ですね。

以上の話は私が直接見たわけではなく、妻から聞いた話です。

妻も困っているようです。

「このままでは次女は勉強ができない子になってしまうのではないか…。学校の授業が全く分からなくなってしまうのではないか…。」と。

そこで、妻は長女に教えてもらうのを禁止し、自分で読んで考えてもらうことにしたそうです。

「自分で読んで考えてみたら?」と、次女のそばに行って声をかけたそうです。

すると、次女は「わかんな~い!」と言って逃げ出したそうです。

妻もそこで引き下がらずに、次女の逃亡先に宿題と筆記用具を持って行って

「ちゃんと読めば分かるよ!一緒にやってみようか?」と。

すると次女は耳をふさいで体を丸め完全防御態勢になったそうです。(ダンゴムシのように)

その状況を想像すると、妻のこめかみあたりがピクピクしている様子が浮かびます…

「こういう時、塾ではどうするの?」と妻に聞かれましたが、私も残念ながら分かりません。

なぜなら塾の生徒さんの中に、こんな態度で勉強から逃げるような子は1人もいないからです。

有難いことに山口学習塾には勉強への意欲が高い生徒さんが集まっています。

たとえば我々が、「もう少しちゃんと問題文を読もう。」と言えば、生徒さん達は問題文をちゃんと読んでくれます。「もう少し考えてみよう。」といえば、しっかり考えてくれます。

ですから私も「問題文を読もう。」と言ったら別の部屋に逃げ、「一緒にやってみようか?」と言ったらダンゴムシみたいになる子への対応の仕方は残念ながら分からないのです。

ただ想像すると、なんとなく妻も次女もどっちも負のオーラが漂って、お互いイライラして二進も三進も行かなくなっているような状況が頭に浮かびます。

私だったらどうするか…

たぶんですが、嫌々モードになった次女にこれ以上「読んでみよう。」とか「一緒に考えよう。」とか言っても無駄な気がするんです。

だったら逆に「思いっきりダラダラ読んでみて。もうね、お菓子食べながら読んでもいいよ。」とか。

「トランポリンやりながら読める?トランポリンやりながら読めたらすごいぞ?」とか。

「読んだら階段ダッシュ、読んだらブリッジ、読んだらカエル倒立。」とか。

宿題をやる、というよりも「面白いことをやる」みたいにした方が良いのかもなァ~と。

ということを妻に提案してみたのですが、あんまり反応は良くない様子でした。。( ;∀;)

(私なりに真剣に考えて答えたのですが、ふざけてるように思われたのかも…)

こんなことが今現在、私の家では繰り広げられているものですから、生徒の皆さんが当たり前のように問題文を読んで、当たり前のように自分で考えて、当たり前のように課題を解決していってくれる姿はスゴイことなんだなァ~と感じています。

長々とプライベートのことを書いてしまいましたが、とにかく大東西中の皆さん、問題文をしっかり読んでケアレスミスのないように期末テスト本番に臨んでくださいね!

(だいぶ強引にまとめてしまいました。申し訳ございません!!)

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