本日入試模擬テスト終了後に受験生の皆さんに厳しい言葉をかけました。
「先週のテストで結果が出なかった、それを分かってて今週どう行動したか。」
その部分でまだまだ厳しい現実に向き合っていない生徒が何人かいるように思います。
志望校までの距離がまだまだある。
はっきり言えばこのままでは不合格になってしまう。
その現実がまだまだ分かっていない。
何とかなると思っている。
私にはそう感じられる受験生が何人かいます。
君たちは大逆転や奇跡を待っているのかもしれません。
先輩たちの奇跡のような大逆転の話を聞き、それが自分にも当然のように訪れるのではないか、と考えているのかもしれません。
とんでもない話です。
奇跡のような大逆転をした先輩たちの結果だけに憧れないでください。
彼らのこの時期の様子と今君たちが見せている様子、同じだと思わないでください。
君たちの中に親にスマホを預けている人がどれだけいますか?
友達とのLINEグループを断っている人がどれだけいますか?
休み時間を犠牲にしてまで勉強をしている人がどれだけいますか?
大逆転をした先輩たちは全員が犠牲にしていたんです。
自分の自由な時間をこれでもかと犠牲にしていたんです。
こんな話は本来私からするべきではないんです。
「志望校に行きたい、模擬テストの判定は悪いけど、なんとしてでも行きたい。」
その気持ちがあれば当然のようにスマホを親に預け、入試が終わるまで友達とのLINEを断り、学校からは駆け足で帰り、塾から帰っても納得するまで勉強する、そういう姿勢になるはずなんです。
この時期になって私から言われないとこういう行動がとれないなんて、奇跡が訪れるわけがない。大逆転なんかできるわけがない。
本来ならこんな厳しい言葉を皆さんにかけて精神的に追い詰めるようなことはしたくないんです。
前向きな言葉で気持ちよく励ましたいんです。
でも、そういう言葉を何度かけても今の様子を見ると君たちは変われない。
厳しい言葉、厳しい現実に目を向けさせる言葉が必要だと私は思いました。
今日の私の言葉が励ましの言葉に聞こえないようなら本当に大逆転はありません。
ショックを受けるだけで行動を変えられないなら奇跡は訪れません。
私は君たちに何としてでも合格して欲しいんです。
奇跡を呼んで欲しいんです。
大逆転をもぎ取ってほしいんです。
心からお願いします。
奇跡を起こしたいなら、大逆転をもぎ取りたいなら、君たちが自由に使える時間を目一杯犠牲にしてください。
ちょっとしたスマホを見る時間も、友達とLINEをする時間も、目一杯犠牲にして勉強してください。
テスト後にも言いましたが、厳しい言葉をかけるのはおそらくこれが最後になります。
その意味を真剣に考えてほしいと願います。
ここで変われないなら、もう後がないんです。