生徒たちのプリントの丸付けをするといろいろ考えることがあります。
とても丁寧にノートやテキストを調べて問題を解いている生徒。
あまり調べないで適当に解いている生徒。
眠気に負けそうになりながらもなんとか答えを書いている生徒。
それぞれの生徒がどんな様子で問題に当たっているかがよく分かります。
もちろん、それらのプリントからそれぞれの課題などを我々も考えるわけですが、その中で最も我々からすると不安なパターンがあります。
適当に問題を解いて不正解ばかりのプリント?
いや、違います。
眠気に負けそうになりながら、字がなかなか判読できないプリント?
それもまた違います。
我々がもっとも不安な生徒は、プリントを一枚も出していない生徒です。
プリントが一枚も出てなければ、その生徒が一体どこか分かっていて、どこが分かっていないかが、我々も把握できないのです。
もちろん、出てないことに気づいたときには声を掛けますが、気づくのは授業が終わってから、そして声をかけるのはその生徒が次に塾に来るときになるわけです。
2,3日、その生徒の課題が放置されるわけです。
雑でも間違いが多くてもプリントを出してくれていれば、その日には課題が解決しているかもしれないのに…
全然分からないからプリントを出さない。
間違えばかりのプリントを出すのが恥ずかしい。
それは成績アップという観点からすると、とても不利なことなのです。
もちろん雑でも良いとは言いませんし、眠気交じりで判読不能に近い解答で良いとも言いません。
が、しかし…
出さないよりは10倍良いです。
分からないなら分からないなりにプリントを出してほしいのです。
もちろん、質問に来てもらえればそれが一番いいのですが、性格的にみんなの前では質問しにくい、ということであればせめて演習のプリントは出しましょう。
そのプリントを採点することで我々も皆さんの課題が把握できます。
皆さんの分からないところが分かります。
そうすれば、皆さんの分からないところを解説することもできるのです。
山口学習塾では演習の時間が非常に多いです。
課題もたくさんやってもらいます。
でも、課題やプリントを一向に我々に出さなければ、何一つ解決しないんです。
雑でも間違いばかりでも、出さないよりは10倍良いです。
出さないのが一番ダメ。
プリントをためてしまう生徒たち。
とにかく早く出してください。
一枚でも多く出してください。
出さなければ出さないだけ、その生徒の成績アップはどんどん後回しになってしまいますから。