皆さんは星座に興味があるでしょうか?
と、質問を投げかけておいて無責任な話になりますが、私はあんまりなかったです。。(;^_^A
(当然、高校入試で出題される範囲は抑えています!)
それでも子どもと一緒にプラネタリウムに行くことはあります。
行ったら行ったで初めて知ることも多く、面白いんですよね。
(☞狭山市のプラネタリウムに行ったときの話『プラネタリウムで学ぶ市町村名の掟』)
先日も埼玉県の小川町にある小川げんきプラザのプラネタリウムに行ってきました。
そして、新たに星座の知識を得ることができました。
まず、はじめに。
こいぬ座という星座があります。
こんな星座です☟
・・・無理やり過ぎません?
星座を表す線は二つの星を結んだ一直線だけですよ?
それでどうやったら、この犬の姿を想像できるのか。。
昔の人の想像力は凄すぎます。
ちなみにこいぬ座を作っている一等星のプロキオンという星の名前が「犬の前に」という意味があるそうです。
まあ、星の名前は合ってるのかもしれないですけど、一直線って・・・
(いや~、どう考えても無理やり過ぎるだろ~)
と、いつまでも心の中でツッコんでいたら、次のおおいぬ座の解説を聞きそびれてしまいました( ;∀;)
次の話はふたご座です☟
兄のカストルと弟のポルックスが並んでいる星座です。
まあ、こいぬ座に比べればそう見えなくもない・・・という感じ。
ちなみに兄のカストルは人間の子ども。
弟のポルックスは神様ゼウスの子ども。
・・・これは双子と言えるのか??
しかも二人はともに卵から生まれています。
・・・人間って卵生でしたっけ??
(さらにその卵も2つあったらしく、1つ目がカストル+女の子A、2つ目がポルックス+女の子B。なのでカストルと女の子Aは確実に双子ですし、ポルックス+女の子Bは確実に双子です。でもカストルとポルックスは双子と言っていいのでしょうか・・・。よく分からん!!)
さて、カストルとポルックスの双子論争はひとまず置いておいて。
二人は非常に仲良く成長していきます。
そんな二人はある日、いとこのなんとか兄弟と牛の分配について勝負をします。
いとこの1人が
「牛を一頭食べて、いちばん多く食べた人が他の牛をもらうルールで勝負しようぜ~!」と言います。
カストルとポルックスは「望むところだ!」と勝負に同意します。
しかし、その言い出しっぺのいとこの1人は実は大食い選手だったのです!
牛まるごと一頭食べましょう勝負の途中、カストルとポルックスは気づきます。
(やばい、アイツ、メッチャ大食いだ!!)と…
そして、
「ちくしょ~!大食い選手だってことを黙っていやがったな、卑怯者!!」
と、そのいとこに殴りかかります。
もう一人のいとこも加わり、4人の殴り合いが始まります。
プラネタリウムの解説では、カストル、ポルックスが正義、そして大食い選手であることを内緒にして大食い勝負を仕掛けたいとこ達が卑怯な悪者、みたいな構図で解説が進んで行きましたが・・・
ここに納得できないオジサンが一人。
私はどうも納得できなかったのです。
カストルとポルックスは相手が大食い選手であることを知らないとしても、その勝負を引き受けた訳です。
勝負を引き受けたからには「そんなの聞いてないよ~」は通用しない気がするのです。
勝負が始まってから「あれ?コイツ食べるの異様に速くね…?」と気づいたとしても、それはもう仕方ないことだと思うのです。
勝負が始まってから文句を言うのであれば、勝負を持ちかけられた時に言うべきです。
「なんか君、食べるの速そうじゃない?なんかこっちが不利じゃない?やっぱりジャンケンで勝負しようよ。」とか。
もしくは、「いや~勝負で牛の分配をするのはやめようよ。ここは平等に同じ頭数ずつ分けようよ。」とか。
皆さんだってそうじゃありませんか?
たとえば私がいつも勉強を頑張っている中3生仲良し4人組にアメをあげたとします。
そしたら、その4人組のうちの1人が、
「先生にもらったアメだけど、ニンテンドースイッチのスマブラで勝負して勝った人が全部もらえるってことにしない?」と言ったとします。
もし、自分がスマブラ初心者だったとしたら、「絶対に嫌なんですけど、その勝負。」って断りますよね?
仮に「まあ、いいか。」って、スマブラ勝負を始めたとして、やってる最中にやっぱり相手の方が滅茶苦茶上手だって分かった瞬間、「この野郎、スマブラ上手いって情報を隠してやがったな!卑怯者!!」と言いながら殴りかかるって・・・
あり得ないじゃないですか。。(;^_^A
私のモヤモヤはひとまず脇に置いておいて、カストルとポルックスの話に戻りましょう。
4人の取っ組み合いは徐々にエキサイトして、ついにはいとこの1人が投げた槍がカストルの胸に突き刺さります。
大食い選手権、白熱し過ぎです。。
大食い勝負の最中に殴りかかったり、喧嘩の途中でいきなり槍を投げたり・・・
神話に出て来る人はみんな、血の気が多いのでしょうか。
カストルは命の危険があるほどの大けがを負います。
ポルックスは自分の父親である神様のゼウスにお願いをします。
「どうか、私の永遠の命を兄のカストルに与えて下さい!」と。
ポルックスは神の子なので永遠の命を持っているんですね。
それを瀕死の兄にあげて欲しいと。
自分の命と交換してほしいと。
しかし、神様ゼウスは「さすがにそれはできない!」と言います。
その代わり二人を天に上げ星座としたそうです。
・・・これは果たしてハッピーエンドなのでしょうか。
神話特有のモヤモヤした感じがだいぶ残ります。
子ども達は真剣にプラネタリウムの解説を聞いておりましたので、家に帰っても私の気持ちは黙っておりました。
しかし、どうしても誰かに私の気持ちを聞いて頂きたく、ひねくれたオジサンの心の内をこのブログ記事にて発散させて頂きました。
(星座が好きな方々にはくだらない私の気持ちを書いてしまい、大変申し訳ございませんm(__)m)
今回の話はあくまで小川げんきプラザで上映されたプラネタリムの解説に沿った話です。
カストルとポルックスの話については、諸説あるかと思いますので「本当はそんな話じゃないぞ!!」と責められても困りますので、どうか責めるのはご容赦ください。
もちろん、小川げんきプラザに抗議の電話など入れるのはもっとやめてください!
中学生以下無料であれだけのクオリティのものを見せていただけるのですから!
すばらしい施設なのです!!
(外の双眼鏡もまさかの無料ですし!!)
まあ、神話など昔話は諸説あるのが当たり前ですから。
あれこれ、ひねくれた感想を書いてしまいましたが、改めて星座について興味を持ったことには変わりありません。
冬は他の季節に比べ、晴れの日も多く星座がよく見えます。
皆さんも、勉強に疲れたら少し夜空の星座に目を向け気持ちを休めてはいかがでしょうか。
こいぬ座も双子座も冬の星座ですから。
(こいぬ座を見つけるのは難しそうですけど・・・)