本日、12月時点での埼玉県公立高校入試の希望調査(倍率)が発表されました。
☞ 『令和5年3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査(12月15日時点)』(県教育員会HP)
最初に言っておきます。
入試本番の倍率はまだまだ分かりません。
特に山口学習塾からも受験生が多い川越南と市立川越。
ともに人気校ですので、どうしても毎年12月の希望調査では倍率が高く出てしまいます。
たとえば、市立川越普通科の12月時点での倍率が2.01。
川越南の12月時点での倍率が1.71。
両校とも高いですよね。
(とくに市立川越は毎年12月時点の希望調査では、県内屈指の倍率が出てしまいます。)
「ヤバい…倍率高すぎる。志望校を変えないと!!」と焦る生徒さんもいるかもしれません。
まだまだ倍率で焦る必要はありません。
あくまでこれは12月時点での数字です。
過去2年の市立川越と川越南の倍率の変遷を見てみましょう。
2021 | 12月 | 2月 |
---|---|---|
市立川越(普通) | 2.90 | 1.64 |
川越南 | 1.99 | 1.67 |
2022 | 12月 | 2月 |
---|---|---|
市立川越(普通) | 2.50 | 1.48 |
川越南 | 1.76 | 1.41 |
最終的な倍率も決して低くはありませんが、12月時点と比べればだいぶ下がっていますよね。
「100%下がる」と断言することはできませんが、市立川越や川越南のような人気校の倍率は本番までには下がる可能性が高いです。
ですから不要に心を乱さないようにして欲しいと思います。
逆に12月から2月の本番までで、倍率が上がる学校もあります。
たとえば2021年の坂戸西高校や朝霞西高校。
2021 | 12月 | 2月 |
---|---|---|
坂戸西 | 1.08 | 1.13 |
朝霞西 | 1.19 | 1.23 |
若干ではありますが、倍率を上げています。
これは「同じレベル帯の高校の倍率が12月時点で高く、そこから坂戸西や朝霞西高校に受験生が流れた」ということも考えられます。
今の時点で倍率が低いからといって「この倍率だったら受かる可能性が高い!」と油断するのも絶対にやめましょう。
12月の倍率はあくまで12月の倍率でしかありません。
その倍率で入試を迎える訳ではないのです。
高かろうが、低かろうが、今は粛々と目の前の課題に向かうべき時です。
山口学習塾の公立受験生たちは、目の前の入試模擬テストに向かって心を乱さず努力を重ねてください。