保護者様へ、ご理解ご協力ありがとうございました。

4月8日の非常事態宣言下での数日間で、多くの保護者様から暖かい励ましのお言葉や感謝のお言葉をいただきました。

休塾になる生徒様、通塾をされる生徒様、その両方の保護者様から同じように有難いお言葉を頂きました。情けない話ですが、経営に関することまでご心配をおかけした部分もございます。本当にありがとうございました。

改めて皆様に支えられて学習塾経営が成り立っていることを強く感じました。だからこそ、このような非常事態の中でも通っていただける生徒様がいるのであれば、何とか授業を続けて行きたいと考えてきました。

特別体制を敷き、感染防止対策をできるだけとり、勉強の手を止めさせない。それが生徒たちにできる一番のことだと思ってまいりました。

しかし、埼玉県から4月13日以降の新たな非常事態宣言が出るとともに、私自身も事態が切迫していることを改めて痛感し、この状況下での塾の指導の継続は難しいと思わざるを得ない事態となりました。

企業として一人の国民として感染リスクを防止する義務、学習塾として生徒たちの学習を支える役割、経営者としてスタッフたちの生活を守っていく責任、さまざまなことが交錯した数日でした。

また、この閉塞感が漂う中で、小中学生が少しでも外に出て「3つの密」をできるだけ避けた環境で、たとえそれが勉強という形であっても他者と関わることで少しでも日々の活力になれば、という思いもありました。

もちろん、オンラインでの双方向授業も何度も検討しましたが、セキュリティ上の問題がクリアできなかったり、設定などの部分で小中学生が果たしてスムーズに一人で使えるのか、など数々の疑問が現段階では私にはあります。実際に他の塾の経営者の方々とオンラインで試験的に会議のようなものを行いましたが、大人でさえうまく接続できない、会話が聞きにくいなど、多くの課題があるものだと感じました。

仮にコロナウイルスの収束が2カ月後、3カ月後と伸びてしまうようならば、我々もオンラインの双方向の授業は検討せざるを得ないと思いますが、今は5月7日以降に授業が再開できることを信じて山口学習塾にできることを来週以降、地道に行わせていただければと思っております。

非常事態が出されてからここ数日は、毎朝教室のシャッターを開けるたびに複雑な気持ちでおりました。「今日も来てくれる生徒のために頑張ろう」という気持ちもあり、また一方で「こんな状況で生徒たちに来てもらうのはどうなんだろうか、周りの目はどうなんだろうか」そう言う気持ちもありました。

保護者様に対しても「休塾させようかどうか」、また「休塾させるならどのくらい様子を見ようか」など判断を委ねてしまい、大変悩ませてしまったことも謝らなければなりません。

生徒たちの学習に何か一つでも役に立てれば、一つでもコミュニケーションを重ねて元気になってもらうことができれば、今でもその気持ちは変わりません。生徒たちに勉強の手を止めて欲しくない、心の底からそう思っています。

生徒様におかれましてはどうか我々のその気持ちを汲み取っていただき、一分でも多く机に向かい、テキストを開け、ペンを走らせてほしいと願います。学校再開後「山口学習塾の生徒たちはさすがだな」そう言われるような休校期間にしてくれるように願うばかりです。

長々しいメッセージを申し訳ございませんでした。ここ数日、バタバタとしていましたので課題の配布に不備など出ていることもあるかもしれません。もし、不備や不明な点等ございましたら、ご連絡いただければ幸いです。

今後とも山口学習塾の指導へのご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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