こんにちは!サポーターの赤澤です。みなさん新生活には慣れてきましたか?新しい学校、新しいクラス、一段と難しくなる勉強に四苦八苦している人も少なくないのではないでしょうか?
今回は、私の経験上この時期に陥りやすい精神的な部分についてお話ししようと思います。もしかしたらもう過ぎていったよという方もいるかもしれませんが…。少し重苦しい話題になりますが、良ければ見て行ってくださいね。
入学、進級してすぐ、五月ごろに訪れることが名前の由来であると思われる「五月病」というものがありますね。これは丁度ゴールデンウィークが終わったころあたりに、体調不良になりやすくなったり意欲が低下したりする現象のことを指しています。五月ごろに億劫な気分になりやすかったり、漠然とした不安感に襲われたりして気分が上がらない、という経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか? 五月病の原因は主にストレスとされているようです。
それもそのはず。新生活が始まって、勉強についていけない、友達とうまくいかない、慣れない環境が辛い、なんとなく気分が上がらない……原因は明白といってもいいくらいですよね。というか、なって当たり前の環境だと思います。ただ、恐ろしいのはこれを大半の人は一人で抱え込んでしまうことです。こんな気持ちなのは自分だけなんじゃないか、皆は元気そうだし私がおかしいのかな…。こんな風に考え込み過ぎるがゆえに、自律神経が乱れたり、最悪の場合……ということになってしまうのだと思います。
こうならないためにはどうすればいいのか。残念ながら私は精神科医でもないので確実な解決方法は分からないのですが、前述のとおり五月病は「孤独」が問題を深刻化させている原因の一つだと思われます。たしかに人に打ち明けにくい悩みではあるし、そもそも誰かに自分の悩みを打ち明けると言うこと自体なかなか難しいことですよね。
じゃあどうすればいいんだよ!と思いますよね。そこで提案するのが「心の相談ダイヤル」です。みなさんも学校等で配られる小さい紙を見かけたことがあると思います。これらは、電話をかけると匿名で相談に乗ってもらえるというサービスです。もちろん相手は自分のことを知らないので、家族や知人に言いづらいことも話しやすいと思います。といっても、いろいろなダイヤルがあり、中にはこれらを利用した詐欺サイトにつながっているものもあるかもしれません。また、場所によっては話をしっかり聞いてくれなかったというところもあるかもしれないので、電話をかける際は事前に下調べが必要です。この時期は学校側も配慮して安全な電話番号を配布してくれる場合もあるため、配られたらそこに掛けるのがベストですね。
最近だと、SNSで知り合った人に相談に乗ってもらうというケースもぼちぼちあるのではないでしょうか。それを全否定するわけではないし、むしろそこでの交流が自分の心を安定させているのなら、それも一つの手段かもしれません。ただし、インターネットを使う際は個人情報の取り扱いには気を付けましょう。いくら仲が良くたって、相手は赤の他人です。話を聞いてもらうくらいならいいですが、本名を教えたり、ラインをつなげたりするのは危険です。というか、これを見ているのが塾生ならば、年齢的に保護者の監視下に無いSNSの利用は大体禁止されていますね。私的には、ネットリテラシーに自信がないうちは相談ダイヤルが一番良いと思います。
ここまで匿名での相談について書いてきましたが、やはり一番良いのは身近な人に相談できることです。なんといっても直接力になってくれますからね。自分に合った解決法をきっと一緒に見つけてくれます。今回私が提案したものは、あくまで一つの逃げ道だと思っておいてください。皆さんの味方はたくさんいます。焦らず、ゆっくり自分なりに前に進んでいきましょう。