10月31日、2025年度高校入試の進路希望調査の結果が公表されました。
中学3年生は、10月の初めに行きたい高校のアンケートを受けたと思います。
10月1日時点で倍率が高いのは
市立川越 普通科 3.56
市立浦和 2.78
川越南 1.95
所沢 1.71
所沢北 普通科 1.53
県立川越 1.52
あたりでしょうか。
倍率というのは、その高校をどれぐらいの人が志願しているのかの目安です。
倍率が高いほど、その高校を志願している人が多い、ということです。
特に市立川越の3.56という数字は、募集人員の3倍以上の人が志願していることなので、かなり高い数字だと言えます。
しかし、この時期の倍率ほどあてにならないものはありません。
去年のこの時期、市立川越の普通科の倍率は、今年を超える3.79という数字でした。
しかし実際の入試本番の倍率は1.49まで下がりました。
つまり、10月の時点で市立川越高校を志望していた半分以上の受験生が、実際には入試を受けなかったことになります。
この時期、あまりに高い倍率を見て「うわあ……ライバルが多いから受けたくないなあ」と思ったり、反対に「倍率が低い! これならいける!」と思い込んでしまうのは、あまりよくありません。
11月の塾だよりにも書きましたが、勝負付けはまだまだ済んでいません。受験校の決定も、実際に出願するまで悩んでください。
受験生の皆さんは夏期からずっと勉強してきて、そろそろ疲れが現れて来る時期だと思います。
しかし、それはほかの受験生も同じです。
その中で、どれだけ忍耐強く勉強が続けられるのか、というのが勝負のカギです。
さしあたっては、11月3日の北辰テスト、そして11月半ばの2学期期末テストに向けて頑張ってください!