大東中、福原中の中間テストの返却が始まっています。
すでに何人かの生徒さんから、テスト結果の報告を頂いています。
その中で、中3生たちのテスト直しの姿勢に関心させられます。
「なぜその問題を間違えたのか」
「その問題を間違えてしまったのは、テスト勉強中に何が足りなかったのか」
「次回はどこをどの程度勉強すればいいのか」
そんなことを考えながら、テストの直しをしている生徒さんの姿が見られます。
ただ機械的に直すのではなく、しっかり次につなげる意識を持ってテスト直しをしている姿は頼もしく思えます。
ある生徒さんは数学の問題と自分の解答を私に見せながら、こんな質問をしてくれました。
「今回のテストでは見直しを優先すればよかったんでしょうか、それとも最後の問題までやるべきだったんでしょうか。」
計算問題がたくさん出題され最後の問題まで手を付けたことで、見直しの時間が取れなかったそうです。
計算ミスが数問あり、本人もそれを大変悔やんでいる様子でした。
本来なら、「無理に最後までやるくらいなら基本的な問題を見直した方がいい」と言うところですが、この生徒さんの場合、最後の方の問題もしっかり得点を重ねていたんですね。
実力的にも100点を狙って欲しい生徒さんですので、一概に「見直しを優先すべき」とも言えないのではないか・・・と。
私の中では「計算スピードを上げ、かつ計算の正確性も身につけるべき」というアドバイスとも言えない言葉が浮かんではいたのですが、それを伝えても「アドバイスにならないよなぁ・・・」と。
「う~ん…」と何を伝えたらいいのか私が考えていると、
「結局、もっと練習を積むしかないですよね!」という答えが本人から出てきました。
やはり、このくらい意識を高く持って勉強する生徒さんというのは、われわれが「ああしなさい、こうしなさい」と言わなくても、自分の中にちゃんと答えを持っているんですね。
だから周りに左右されずに、努力をし続けられるのかもしれません。
だんだんと入試も近づいて来ています。
夏頃にも記事に書きましたが、今年の受験生は例年の受験生と比べるとだいぶ意識が高くなるのが早いように感じます。
われわれから課されている時間を自分の意志で延長して学習していく生徒さんもだいぶ多くなって来ました。(この前の3連休も授業がないのに何人かの受験生が自習に来ていました。)
この調子で入試に向けて、お互いを高め合っていける受験生になって欲しいと願っています。