訳の分からないタイトルをつけてしまいましたが。
もしかしたら、この記事の内容は新潟県出身の保護者様には思い当たることがあるかもしれません。
私も亡くなった祖父母が新潟におりましたので、それなりに新潟とは縁があります。
幼い頃は夏休みや冬休みになれば、祖父母の家に遊びに行きました。
そんな幼い日のちょっとした疑問を度々思い出すことがあるのです。
それは新潟県の地名について。
新潟県には上越、中越、下越という3つの地名があり、それぞれ南の方から「上越→中越→下越」と並んでいるんですね。
つまり、地図でみると下から順に「上越→中越→下越」となっているのです。
訳の分からないタイトルはこれに繋がります。
幼い日の私は
「なぜ下なのに上越?上なのに下越?」
と疑問に思ったのです。
ちなみに私の祖父母の家は下越にありましたので、新潟県の中でも埼玉からはだいぶ遠い位置にありました。(新潟は縦に細長いので…。川越から関越自動車道で行くと、新潟に入るまでよりも新潟に入ってからの方が長いくらいです。)
私の素朴な疑問に答えてくれる親戚は残念ながらいなかったので、この疑問は大人になるまでずっと私の頭の片隅に眠っておりました。
が、先日、休みの日にぼんやりとテレビ(千葉テレビ)を見ていたところ、突然この長い間眠っていた疑問が解決したのです!
新潟の疑問がまさか千葉で解決するとは・・・
千葉県は昔、「下総、上総、安房」と3つの国で成り立っていました。
北から順に「下総→上総→安房」となります。
安房は除外するとして、下総→上総はまさに「上なのに下総、下なのに上総」だったんですね。
千葉テレビに出ていた方が、「なぜそういう地名になったのか」を優しく解説をしてくれました。
「昔は都である大和国(=奈良県)から近い方を上、遠い方を下としたのです。」
と・・・。
この話を聞いた瞬間、長年の疑問であった
「下なのに上越?上なのに下越?」
が一気に解決されたのです!!
(その感動をすぐに子どもたちに伝えたところ、「ふ~ん、そうなんだ。」で終わり、大変切なくもなりましたが。)
たしかに新潟県を見ると、下の方が奈良県に近いですよね。
だからこそ、下が上越だったわけです。
「え?でも千葉県は上の方が奈良県に近くない?東京方面から回って来たら、まず下総を通って上総に行くでしょ?」
という疑問を持つ人もいることでしょう。
ここに千葉県トラップがあるのです。
実は昔の東海道は神奈川県の横須賀市あたりから、船で東京湾を渡って千葉県に行ったのです。
すると、都の奈良県から千葉県に向かった時に、先に到着するのは千葉県の北ではなく、真ん中あたりなんですね。
つまり、都に近いのは北(上)ではなく、南(下)だったということです。
皆さん、分かってもらえたでしょうか?
「図がなくて文字ばっかりだから何を言ってるのかさっぱり分からん…」
と言う人のために。
私の説明よりも分かりやすいサイトを紹介して終わります。
まずは新潟県の「上越・下越」問題から。坂戸城様という旅館のブログです☟(このブログでは奈良県ではなく、都は京都となっています。)
次に千葉県の「上総・下総」問題について。テニストリップ様というテニスショップのブログです☟
https://tennistrip2020.com/?p=2404
それぞれのサイトを見て頂くと、「あぁ、そういうことか。」と納得いただけるように思います。
( 坂戸城様、テニストリップ様、勝手に記事を拝借していまい大変申し訳ございませんm(__)m )
こういう話を授業中に紹介すると、「そうなんだー!なるほどー!」と私の感動を共有してくれる生徒さん半分。
「ふ~ん、そうなんだ。」と私の子どもたちと同じようなリアクションの生徒さん半分。
という予測がされるので、「授業で話すのはどうしようか・・・」と悩むわけですが。。(;^_^A
とりあえず、「私の長年の疑問がめでたく解決した」ということで記事を締めくくりたいと思います。