皆さん、マインクラフトというゲームを知っていますか?
などと質問すると、
「当たり前でしょ?塾長こそ知ってるのか?」とツッコまれてしまいそうですね。。
さすがに名前くらいは知っていましたが、未だに詳しくは分かりません。
そのマインクラフトを小学2年生の長女が「欲しい、欲しい」とせがむようになってきました。
しかし、一か月ほど前の記事に書きましたが、彼女は誕生日プレゼントをもらったばかりなのです。
『失敗から学んでほしい…』 (←長女の誕生日の話です。)
やはり、一か月前の記事の内容の通り、彼女はぷに○んずというオモチャは飽きてしまっているようです。
と言っても、もちろん私はマインクラフトを買ったりはしません。(でした。数日前までは…)
「欲しい」と言われてホイホイ買っていたら、我が家は破産してしまいます。
それに何でもねだれば買ってもらえると思われたら大変ですから。
それでも、彼女は朝起きて「おはよう」のあいさつの後に、決まって「マインクラフトが欲しい」という訳ですね。
もはや「おはよう」と「マインクラフトが欲しい」が朝の挨拶のセットになっている訳です。
私も朝起きたばかりは眠いですので、「あ~今日も朝からうるさいなぁ…」などと思い適当に「買わないよ、ぷに○んず買ったばかりでしょ。」と返していたのですが…
先日、皆既月食がありましたよね?
子どもたちも家のベランダから月食を観察していたそうです。
月食の次の日の朝、恒例の「マインクラフトが欲しい。」に対して、いつものやり取りが面倒くさくなって「じゃあ、なんで月食が起きるのか、ちゃんと説明できたら買ってあげるよ。」と言ってしまったのですね。
もちろん、私の中では「小学2年生に分かる訳がない。」という気持ちでした。そうでなければ私の口からは決してこの言葉は出なかったでしょう。
それに、そんな条件を出しても、「分かるわけないでしょ!」とすぐに諦めると思ったのです。
長女の性格的に…
が、私の予測が外れ、「分かった!じゃあ、考えてみる。」と言う長女。
(まさか説明できる訳ないでしょ…)と思いつつも、いつになく気合いの入った長女の顔に若干の不安を覚えたので、
「誰にも聞いちゃダメだぞ!ヒントももらったらダメだよ!」と釘を刺して彼女が学校に向かうのを見送りました。
次の日の朝、起きると長女が大きな声で「分かった!ママにも教えてあげた!!」と走り寄って来ました。
そう言われた瞬間は何が分かったのかさっぱり分からず、ポカーンとしてしまったのですが、
(あれ、いつもは「おはよう、マインクラフトが欲しい」の挨拶をするはずでは…。コイツ、まさか!?)と。
長女は懐中電灯1つと手ごろなボールを2個持ってきて、嬉々として私に月食の説明を始めたのでした。
そして信じられないことに、月食が起きる理由を完璧に説明してしまいした。。😢
「ママとか学校でヒントもらってない?」
「もらってないよ!!自分で考えたよ!!」
嘘を言っている様子はないんですね。
妻にこっそり聞いたところ、本当に学校から帰った後、一人でずっと懐中電灯とボール2個を使って考えていたそうです。
そして、何度も妻に「こうかもしれない、ああかもしれない」と説明しながら、ちゃんと一人で答えに辿り着いたとのこと。
妻が何かしゃべろうとすると、「ダメ!ヒントをもらったら買ってもらえない!!」と自ら制していたようです。
・・・ここまで必死になったのであれば、私も約束してしまった以上、買うしかないかな…と。
それにしても、マインクラフトの魅力ってスゴイですね。
まさかそこまで執念を燃やすとは…
「塾の先生の子どもだから頭が良いんでしょ?」と思われる方もいらっしゃる恐れがあるので断っておきますが、長女はいたって普通の小学2年生です。
習い事は水泳しかやっておりません。
私も勉強を見ることはほとんどありません。(彼女の勉強を見るのは、時々頼まれて宿題をチェックするときか、夏休み終盤の宿題に追われたときくらいです。)
学校のテストでも、普通にそこそこの問題数ミスして来ます( ;∀;)
勉強も全く好きではありません。
が、「マインクラフトが欲しい!」という執念が彼女の何かに火をつけてしまったようです。
これだけ真剣に何かを考えるということは良いことだとは思いますが…
果たしてモノに釣られて頑張ることが良いのだろうか…
これでは何かしらの見返りがないと頑張れない子になってしまうのではなかろうか…
親としてはなかなかの悩みどころです。
「100点取ったら何か買ってくれる?え、買ってくれない?じゃあ、勉強なんかやらない。」となりそうな性格をしているような気もしますし…
とりあえず軽々しく条件を出してしまった自分の想定の甘さが原因なので、今後は気をつけたいと思います。。😢