先日、中1の男の子の「憧れ」について書きました。
さて、皆さんは「憧れている存在」はいますか?
そして、その「憧れ」に向かって何かしていますか?
多くの人々が「憧れ」はあるにしても、
理由をつけたり、他者からネガティブなことを言われたりして、
諦めているのではないでしょうか。
大丈夫です。
とりあえず行動すれば「憧れ」に近づくことはできます。
ただ闇雲になんでも行動すればいいのではなくて、
「守」→「破」→「離」のパターンを実行することが重要です。
これは千利休の「利休道歌」にある考え方で、
「守」とは「型」を守ること。つまり、伝統的技法を忠実にできるようにすることです。
勉強に例えると、「公式」だったり「勉強法」だったり、代々継承されてきた結果が出る方法です。
この「型」を習得できたら、少しずつ「型を破っていく」(型破り)。これが「破」です。これは創造的行為で、「もっと自分ならこうする。」「このやり方でも結果がでるのでは?」と自己流のやり方を模索し、作り出し、行動してみることです。
しかし、この「破」は失敗することが多いです。重要なのは、「失敗から学び、それを次の行動に活用して、行動を継続化すること」です。私が授業で「リカバーしよう!」と言うのはそういう理由があってのことなのです。
そうやって継続しているうちに、自分のやり方で結果が出せるようになる。それが「離」です。つまり、自立することです。
この時点に立つと、「憧れの存在」にある程度近づいているでしょう。
そこから自分の位置を比較して、憧れの存在と同じ道を進むのか、違う方向へ進むのかを選択するのもいいかもしれません。
いかがでしょうか。
「憧れ」とは尊いものです。
せっかくなら、その憧れに近づくために行動してみましょう。