3月31日の日曜日。
自宅の近所で、自治会の桜祭りが行われました。
「桜祭り」とは言うものの、ほとんど桜は咲いていませんでした。
昨年のことを思い出します。
昨年の桜祭りは、たしか満開を通り越してやや散り気味の桜祭りだった覚えがあります。
ビンゴ大会で2位になった長男が、桜の花吹雪の中で妙に偉そうに景品のマリオブラザーズのUNOを片手に掲げていた記憶があるのです。
やはり今年は桜の開花がだいぶ遅いようで、今年の東京の桜(ソメイヨシノ)の開花は平年よりも5日遅く、昨年と比べるとなんと15日も遅いということです。
狭山市の桜はまだまだですが、もしかしたら川越市の桜は少し早く咲いているのではないか…と思い、近所の桜の名所である?水上公園の様子を見て来ました。
やっぱり全然割いていませんでした・・・(;^_^A
でも、これだけ開花が遅れれば、もしかしたら入学式は満開の桜の下で迎えられるかもしれませんね!
そう考えると、桜の開花が遅いのも悪くないですね。
最後に少しだけ勉強に関わる話を。
桜の代表選手であるソメイヨシノですが、実は日本にあるソメイヨシノのほとんどがクローンと言われています。
つまり、私たちが目にする桜の多くが同じ遺伝子を持っている、ということなんですね。
大東中の桜も、城南中の桜も、福原中の桜も、大東西中の桜も、武蔵野小の桜も、大塚小の桜も、新宿小の桜も・・・(きりがないのでこのあたりで)
とにかく、日本全国の小中学校…どころか、日本中の公園、川岸に植えられている桜はどれも同じ遺伝子を持っているということです。
それには理由があって、ソメイヨシノは種子ではなく、「接ぎ木」という方法で一本の木から増やしていったという歴史があるからです。
このあたりは中学3年生の理科で無性生殖という内容で出てきます。
遺伝子が同じソメイヨシノは、気候条件が同じであれば大体同じ時期に花を咲かせます。
だから、桜の木は一斉に花を咲かせるんですね。
ちなみに同じように遺伝子がどれも同じという植物に彼岸花(ヒガンバナ)があります。
彼岸花は中国から伝わって来たそうですが、日本の彼岸花は種子で増えることがないそうです。
われわれが目にする彼岸花は、もともとは一つの彼岸花から球根が分かれることによって増えていったものだそうです。
つまり、私の家の庭に咲く彼岸花も、日高市の有名な巾着田に咲く彼岸花も、全て同じ遺伝子だということです。
(だから庭の彼岸花が咲くと「そろそろ巾着田の彼岸花も見ごろだな?」と知ることができ、その週の土日あたりに巾着田を訪れる訳です。)
最後に少し…と言ったのに、だいぶ長くなってしまいました。
そして、桜祭りの話がいつのまにか彼岸花の話になっていました。
これ以上文章を続けると最後には宇宙の話にも飛びそうなので今日はこのあたりで終わらせましょう…(;^_^A