昨日の中3生の英語の授業では、明後日に控えた北辰テスト対策として過去問を行いました。
問題を終え、以下のようなプリントを皆さんに配布しました。
過去問の英語長文問題に出ていた重要表現をまとめたものです。
このプリントの右側には空欄を作りました。
「記憶に残すために1回は英語を書き写しておくように」と伝えました。
たった1回の練習でこのすべての表現・単語を完璧に覚えられるとは私も思っていません。
しかし、ただ重要表現をまとめたものを渡して「確認して覚えておいてね。」というよりは、1回でも書いてもらった方が記憶に残る可能性が高いのではないか、と思うのです。
たった17個の空欄。
機械的にただ左に書いてある英語を書き写すだけなら5分足らずで終わってしまうでしょう。
でも、さすが中3生です。5分で終わらせない生徒が多かったように思います。一つ一つ何かを確認しながら書きとっていた生徒もいました。まず英語を隠し、それを覚えてから書いている生徒もいました。
質問まで出てきました。
「『thanks for』と『thank you for』の違いってなんですか?」
「mustって2つ意味がありますけど、見分け方とかってありますか?」
良いですね!これが受験生としての学習姿勢だと思います!
こういう単純なプリントでさえ、しっかり理解して覚えようとすれば質問も出るのだと思います。
「質問が出る」ということは「ただの作業」になっているわけではない、という証拠です。
17個の空欄をただ埋めるだけの作業的な書き写しをするのか。それとも、少しでも記憶に留めようと何かを調べたり、手で隠して暗記をしたり、質問までしたり、その上で1回の書き写しをするのか。
同じ1回の書き写しでも大きな差が後々出てくると思います。