こんにちは。サポーターの佐山です。
早速ですが皆さんは勉強をしている最中に何のために勉強をしているか分からなくなることはありますか?
「歴史なんて大人になって使わないよ」とか、「分数、小数なんて現実世界にでてこないよ」と思うことがあるかもしれません。
実際に私も何度か思ったことがあります。
まず、みなさんが将来どのような道に進むかで変わってくることだとは思いますが、中学校や高校で学ぶことを大人になって使うことはほとんどないでしょう。
しかし、中学や高校の授業に意味がないことはありません。
数学や理科の勉強を通して皆さんは数学的な考え方を学んでいます。
「数学的」とはどういうことかというと、A=B=Cという式には「AはBに一致し、BはCに一致する」という意味があります。
またこの式が成り立つときA=C、「AはCに一致する」と言い換えることもできます。
これが数学的な考え方です。
1つ1つ筋道を立てて確認し、いままで見えていなかった関係を見出すことができます。
また理科では実験や計算を通して確認できたことを事実として認めています。
これらの考え方は大人になって仕事で何か問題があったときの解決の手順として役立てることができます。
また国語の勉強は大人になって様々な書類をかいたり読んだりするときに役立ちます。
社会の勉強は日本の昔のことが原因の課題を解決したり、地域の気候や地形による問題を予想したりするのに使うことができます。
最初に書いた通り問題を解くための知識を使う人は少ないと思いますが、中学校で学んだ考え方や知識は将来必ず役に立つと思います。
また高校で文系理系を選択したその先や大学でさらに専門的なことを勉強するときは中学校の知識が基礎となって、さらに深いところまで勉強していくことになります。
1学期があと1か月ほどで終わり、これから長い夏期講習が待ち構えています。
そして3年生は部活を引退し本格的な受験勉強に突入します。
その途中で皆さんが勉強している意味について疑問を持った時は、今回の記事の内容を思い出して、将来の自分のためになると思い、立ち止まらずに進み続けてほしいと思います。