先日、次女が
「今度、給食でファミチキが出るんだよ!」
と言いました。
それを聞いた私は
「え、そんなの出るわけないでしょ?だって特定の企業の商品を学校給食で提供するっておかしいでしょ?」
と、小学2年生ではおよそ理解できないようなセリフを思わずぶつけてしまいました。
しかし、昨日、ネットにこんなニュースが出ていたのです・・・☟
げ・・・まさか次女が言ったことが本当だったとは。。
私は自分自身の今までの経験や知識から
「コンビニの商品が学校給食で提供されるわけがない」
と思い込んでいたのです。
特定企業の商品を学校で出すのは、宣伝広告的な部分で公教育としてはちょっと問題がありそうな・・・?
コンビニの食べ物は、学校給食の栄養基準的に問題がありそうな・・・?
そんなことを考えると、私個人のごく狭い常識の中では、「学校給食で出るわけないでしょ~」だったのです。
だから、
「次女はまだ小学2年生だからチキンのことを全部『ファミチキ』だと勘違いしているのだろう。そういえば、ときどき『ファミチキが食べたい!』と言って近所のファミリーマートに行きたがるしな。きっと『ファミチキ』ではなくて、給食センターで作られるチキンなんだろうな。」
と、思ってしまったのです。
まさに
「大人の自分が正しくて、子どもの次女は何も分かっていない。」
という愚かな決めつけです。
そして、次女のことを甘く見ている自分の傲慢さが現れたともいえるかもしれません。
次女の言葉に疑問を持ったのなら、すぐに否定するのではなく
「本当に?ちょっと調べてみようか。」
と、まず情報を確認すべきだったんです。
いつも生徒の皆さんに
「分からないことがあったらすぐに調べて、それでも分からなければすぐに質問するんだよ。」
と偉そうに言っているのに、自分自身はそれをせず、直ぐに「自分が正しい」と相手を否定してしまうとは…
なんとも情けない話です。。
次女には、今朝、謝りました(;^_^A
(「ほら、私の言ったとおりじゃん!何にも分かってないんだから!」と怒られてしまいました…)
何にも調べずに次女を否定してしまったことに反省し、「なんでファミリーマートは狭山市を選んだのだろうか?」ということについては調べてみようと。
生徒の皆さんも疑問に思いませんか?
「なぜ、川越市ではなくて狭山市なんだ!?」
と。
埼玉県といえば、有名なのは当然、さいたま市です。
観光都市である川越市も上位に来るかと思います。
同様に秩父市とか。
夏の暑さで有名な熊谷市とか。
川口市や越谷市も栄えているので、ファミチキの候補となってもいいはずです。
なぜ、比較的地味な存在の狭山市がファミチキ給食に選ばれたのか?
不思議に思いませんか?
どうやら、ファミリーマートの第1号店が狭山市だったそうです。
これはかなりビックリしました。
狭山市に住んで10年になりますが、全く知りませんでした。
その1号店の名前は「狭山店」から、今は「入曽店」に変わったそうなのですが…
この入曽店には私の家族はお世話になったことがありまして。
お出かけ中に長男が指で髪の毛をくるくる絡ませて遊んでいたところ、髪の毛が指に絡まって取れなくなったことがありました。
かなりきつく指に巻かれてしまいまして、指先に血が流れていないのか、指先が青くなるくらい巻かれてしまったのです。
妻や私が車の中で必死に髪の毛を解こうにも全く歯が立たず。
出かけ先なのでハサミも持っておらず。(この事件後、我が家の車にはハサミが常備されることになりました。)
みるみる青くなっていく指先、「痛いよ~、痛いよ~」と、泣き叫ぶ長男。
私も妻もかなり焦り、目の前に現れたコンビニに長男を抱えて駆け込み
「子どもの指に髪が絡まって取れないのでハサミを貸してもらえませんかッ!!!!」
と店員さんにお願いしたのです。(店員さんも「どういうこと?」と困惑したかと思います…)
店員さんはすぐにハサミを貸してくれただけでなく、泣きわめく長男に向かって
「大丈夫だよ~。すぐにお母さんとお父さんが髪の毛を解いてくれるからね~。」
と、われわれが長男の髪の毛を無事に切るまで、長男をあやしてくれたんですね。
切った髪の毛が店内の床に落ちたので、ほうきとチリトリをお借りしようとしたところ
「大丈夫ですよ~、私が掃除しちゃうんで気にしないでください。ボク、髪の毛が外れて良かったね!」
と、とても親切にしてもらったことを思い出します。
まさか、あのコンビニがファミリーマート第1号店だったとは…
ファミチキが学校給食に提供されるということも知らず。
お世話になったコンビニがファミリーマート1号店だったことも知らず。
まだまだ私は何も知らない人間だということを痛感いたしました…( ;∀;)
「自分が正しい」という思い込み、「自分は何でも知っている」という思い込み。
ダメですね、こんなことでは皆さんからも子どもたちからも
「情けないオジサン」
と思われてしまいます。。
まだまだ知らないことはたくさんあるし、自分が間違っていることもたくさんあるという自覚の下、精進したいと思います(;^_^A