受験生の入試模擬テストも9回目が終わり、いよいよ高校受験も終わりが近づいてきました。
ここまで受験生たちに伝えられることは目いっぱい伝えてきたつもりです。
ですから、今から「こうしなさい。」など、伝えることはほとんどないのですが、入試模擬テストをずっと見てきて気になること一つあります。
それは「指定語」「指定語数」です。
「指定語」というのは、国語、社会、理科の問題で見かけますが、「『自給率』という言葉を用いて説明しなさい。」などの問題です。
この場合、どんなに内容が正しくても『自給率』という言葉を使っていない限り、点数がもらえません。
「指定語数」というのは、英語の問題でよく見られますが、「5語の英語で答えなさい。」などの問題です。
正しい内容、正しい文法を使っていたとしても、これも5語以外で答えたものには点数はもらえません。
せっかく積み上げた努力を「指定語」の忘れ、「指定語数」の逸脱で不意にするのは非常にもったいないことです。
試験本番で焦っていると、自分でも気づかないうちにミスしてしまうかもしれません。
今一度、「指定語」「指定語数」に対する意識を強く持ってほしいと思います。