「分からない!」⇒「では、読みなさい。」

私は家では極力自分の子どもたちに勉強を教えることはしないようにしています。

その理由は、今まで書いた記事を読んでもらえば分かると思いますが。。

(たとえばこの記事 ☞ 読書感想文を自分の子どもに教える難しさ

子ども達は私に甘えます。

そして、私はそんな子ども達に対してイライラします。

子どもはビービーギャーギャー。

それに対して私はガーガーガーガー。

お互いに良いことがほとんどないからです。(あくまで私の家では…ということです。世の中にはお子様の勉強を上手に見ているご家庭もたくさんあると思います。)

それでも子ども達は時々言ってきます。

「この問題が分からないから教えて。」と。

私も塾の講師ですから、そう言われれば「よーし、俺の出番だ!教えてやるぜ~♪」という気持ちがない訳ではありません。

が、そこで「ここはな~」なんて教え始めると、ビービーギャーギャー、ガーガーガーガーの未来が待っている訳です…

そこで私は少し我慢をします。

教えたくなる気持ちを抑えてこう言います。

「その問題を20回読んでも分からなければ教えるよ。」と。

(場合によっては10回の時もありますし、100回と言うときもあります。回数は子どもの「怠け具合」や問題の「難しさ」によっても変えます。明確な基準などはないですが…)

実は、これでほぼ100%解決します。

20回と言いますが、大体5回くらい読んだところで

「あ、分かった。そういうことかぁ~。」という声が聞こえてくるんですね。

私の子どもたちの場合、「分からない」の原因のほぼ100%が「読んでない」なのです。

塾での指導でも時々この方法を使います。

全部の質問にこの対応をする訳ではありませんが、「この子はまだ問題文をしっかり読んでないな?」という質問が来ることがあります。

そういう時は、「問題文を〇回読んでからもう一度質問に来てもらっていいかい?」と返します。

やはり、それで解決することが多いのです。

とくに理科の実験問題などでは、問題文に書かれている条件を飛ばして読んで、「分からない」となっているケースが多いように思います。

「分からない」となった時、調べる、質問する、という行動も非常に大事ですが、その前に「文章をよく読む」という癖も付け加えるといいかもしれません。

私の子ども達はまだまだその癖をつけてくれませんが・・・( ;∀;)

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