「先延ばし」は本来認めたくないのですが…

最近、テスト対策期間で「〇〇日の分を〇〇日に何時間やる。」という提案を受けることがあります。

皆さん、部活や習い事で忙しいので、やむを得ず来れない日、時間があるので先を見越して計画を変更するのは、悪くないことだと思います。

むしろ、そういう時間の使い方こそ、これからの皆さんの生活の中で役立つことだとも思います。

しかし、私がどうしても納得できない、気持ちの中で煮え切らない場合がたまにあります。

それは、

「今日の3時間を1時間に減らして、〇〇日に増やしていいですか?」「今日の10時間を5時間に減らして、〇〇日から〇〇日までの5日間に1時間ずつプラスでいいですか?」という提案。

「今日の」というのがとても嫌なんです。もちろん、やむを得ない用事なら致し方ありません。しかし、やむを得ない用事がそう急に何度も入るものでしょうか?

おそらくですよ、こういう申し出が当たり前のように通って、それが当たり前の感覚になっていけば「今日は遊びたくなったから。」これで、今日の勉強時間を減らして、後回しにするようになりませんか?

理由など何とでもつければいい、家族の用事、誰かの具合が悪くなった、我々塾講師が立ち入れない部分の理由を持って来れば、「山口学習塾は厳しい。」と掲げていたって、我々にできることなんてないんですから。

なぜ、私がこうも「今日の」という理由に敏感なのか。それは、このパターンの申し出をする生徒たちが、成績不振の生徒に多いからです。君たちは今まで、やらなければいけないことを後回しにして、学校の勉強が分からなくなり、この塾にやってきたのではないですか?そして、今、山口学習塾でも同じように「今日の」予定を後回しにしようとしている。

成績上位者は決してやらない行為。成績上位者は逆です。明日の苦労を今日やるんです。一週間後の苦労を今日やるんです。未来に楽をするために今、苦労を重ねるんです。

今日の苦労を明日に回し、一週間後に回し、それがどれだけ悲惨な結果を自分自身にもたらすか、君たちだって想像がつくはずなんです。

塾全体でこれ以上、後回しの予定変更がある場合には、予定変更自体、認めないことにしなければいけません。これについては明日、中1、中2生全員にプリントを配る予定です。皆さん、真剣に考えてください。

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