努力をしたとします。
本当の努力をしたとします。
結果が出なかったとして、
「こんなに頑張ったのに…」
と言う人がいるでしょうか。
私は本当に努力をした人がそんなセリフを言うのを見たことがありません。
(私自身が「本当の努力」というものをどれほど理解できているか、の問題もありますが。)
本当に自分を追い込んで、周りの人と比べても明らかに努力して、そして本番。・・・結果が出なかった。
その時に本当に努力をした人から出る言葉は
「それでも努力が足りなかったんだ…」
という言葉だと思っています。
だいぶ前にこのような記事を書きました。
この記事で書きましたが、私は「一番結果を出している人は、一番努力をしている」と思っています。
「いや、そんなことはない。あの人は才能があるからだ。」と、思ってしまう人もいるかもしれません。
「自分はあの人と比べて、持って生まれたものが少ないんだ、だから努力したってできないんだ。」と、思ってしまう人もいるかもしれません。
そう思っているのだったら、結果を出している人のことをよく観察してみて下さい。
その人が何時に起きて、何時に寝て、隙間時間に何をやって、常に何を考えているのか、詳しくインタビューしてみて下さい。
そうすれば、おそらくこう思うと思います。
「そんなにこの人は頑張っていたのか・・・」と。
それが分かれば、
「『こんなに頑張ったのに…』なんて言葉はとてもじゃないけど口に出せない…」
と恥ずかしく思う気持ちが出てくるかもしれません。
これは皆さんの勉強だけの話ではないんですね。
私の仕事でもそうです。
知り合いの塾の経営者さんの中には何教室も経営されている方もいらっしゃいます。
一見、飄々としていて、「いかにも努力をしている」なんて様子にはまるで見えないんですね。
でも、よくよく話を聞いてみると、
「今日は夕方の授業が終わって少し時間ができたから、散歩がてらポスティングに行ってきましたよ。」とか、「明日の日曜日は家族が起きる前にちょっと時間が取れるから、今日買った英語の参考書を読もうかなって思ってるんですよ。」とか。
結局、私よりもはるかに努力をしているんですね。
ただ、そんな人はその努力をすでに努力とも思っていないんです。
だから一見してその努力が周りには分からないんです。
皆さん、お互いに約束しましょう。
「こんなに頑張ったのに…」なんて言葉は言わないように。
ましてや、
「頑張っても結果が出ないことがあるのに、頑張ることなんてできないよ…」
なんて言葉は絶対に言うことのないように。
教室にも掲げていますし、ブログの記事にも何回か出していますが、野球の王 貞治(おう さだはる)さんの言葉を改めて書かせて頂きます。
「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない」
王貞治
もうすぐ期末テスト対策も始まります。
そして、中3生達は受験勉強も始まります。
長い戦いが始まりますが、努力は報われます。そう信じて下さい。いや、自分自身のことを信じてください。
「自分は結果を出すまで努力ができる人間なんだ!」
と信じて下さい。
そう信じている人と、「どうせやったって…」と後ろ向きでものごとに取り組む人では、1分1秒、何倍も成長が違うはずです。
われわれは山口学習塾の講師・サポーターたちは、山口学習塾の生徒さん達を信じています。