恥を忍んで、この記事を書かせていただきます。
同時に、これまでの卒業生たちに謝りたいと思います。
理科の用語に「湿球」という言葉があります。
天気の分野で出てくるものです。
気温と湿度を測る乾湿計のうち、球部に濡れたガーゼを巻いた温度計の方を「湿球」といいます。
私は今まで、この「湿球」を「しつきゅう」と読んで説明してきました。
20年以上も……。
しかし先日、ついに私は、この歴史的な間違いに気づいてしまったのです……。
理科の授業計画を立てるとき、パソコンで「しつきゅう」とひらがなを打ち込み、漢字に変換します。
ところが、「湿球」に変換されないのです。
今までは何の疑問も持たずに「しつ」と打ち込んで「湿」に変換し、「きゅう」と打ち込んで「球」に変換していました。
「まあ、理科の専門用語だから、一発で変換されないこともあるんだろうな~」
くらいに思って、深く考えずにいたのです。
20年以上、何の疑問も持たずに「しつきゅう」でこの仕事をやってきたのです。
ちなみに、乾湿計のもう一方の、ガーゼを巻いていない温度計を「乾球」といいます。
乾球については、「かんきゅう」で一発で漢字変換できるんですね。
「なぜ『かんきゅう』は一発で変換できるのに、『しつきゅう』はできないのだろうか?」
この非常に単純な疑問に、先日ようやくたどり着いたのです。
恥ずかしい!!( ;∀;)
私は、おそるおそるGoogleの検索窓に、
「湿球の読み方は?」
と入力しました。
すぐに答えが出ます。
湿球は「しっきゅう」と読みます。
「しつきゅう」ではなく、「しっきゅう」だったのです……。
大きい「つ」ではなく、小さい「っ」だったのです……。
私はパソコンの画面を見ながら、恥ずかしさのあまり顔から火が出て、画面を溶かしそうになりました。
もちろん、塾講師といっても完璧ではありません。間違えることもあります。だからこそ、毎日勉強するのです。
……と、カッコつけて言い訳をしようにも、あまりにも初歩的なミスなので、言い訳すればするほどカッコ悪くなる気がします。
本当に、これまでの卒業生一人ひとりに、
「申し訳ない! 湿球は『しつきゅう』ではなく、『しっきゅう』でした!」
と、頭を下げて回りたいくらいです。
私のせいで何年も……いや、卒業してから10年以上もの間、「湿球」を「しつきゅう」だと思い込んだまま過ごしてきた人もいるかもしれません。
ちなみに、この話を卒業生の一人でもある講師の大崎にしたら、見事に「しつきゅう」と読んでしまいました( ;∀;)
大崎くん、ごめんなさい……m(_ _)m
唯一の救いは、「湿球」という用語そのものを答えさせる問題を、ほとんど見かけないことです。
問.乾湿計のうち、球部に濡れたガーゼが巻き付けられている温度計を何といいますか?
といった問題は、少なくとも私は見たことがありません。ですから、「しつきゅう」と答えて不正解になった卒業生は、おそらく一人もいないのではないでしょうか。
(いないことを強く願います!)
この記事を読んでくださった卒業生の皆さん。
もし、私のせいで「しつきゅう」と覚えたまま今日まで過ごしてきた方がいらっしゃいましたら、ぜひ、その恨みをぶつけに塾に顔を出してほしいと思います。
そして、近況報告などもしていただければ嬉しく思います(笑)