どこが分からないのか分からないままの指導は意味がない?

梅雨が明け、連日の猛暑です。

朝から汗びしょびしょで目を覚まします。

サッパリしようと顔を洗いに洗面台に向かう途中で、長女(小学2年生)に声をかけられました。

「勉強を教えてもらおうと思って6時前から起きてた。」と。

普段は自分の子どもには勉強を教えないのですが(お互いイライラして良い結果にならないので…)、「早起きしてまで待っていたその意欲を無駄にしてはいけない」と顔を洗ってすぐに長女の勉強に付き合いました。

どうやら「めもりの問題が分からない」とのこと。

☝このような問題です。

1めもりが1の数直線を書き、そのあと1めもりが2の数直線を書き、1めもりが5めもりの数直線を書き…

色んなパターンの数直線を書いて、上の問題のように「じゃあ、この□に入る数字はなんだ?」と質問していったのです。

すると、わりと自分で考えて正解にたどり着くんですね。

ただ「じゃあ、この図の場合、1めもりはいくつなの?」と聞くと、

「1めもりは1でしょ。」と、どんな数直線でも同じに答えるのです。

「いやいやいや、それだとおかしいでしょ。それじゃ、さっき答えた□の数字はなんで出たのよ?」と私が言う訳です。

「だから、めもりが分からないんだって言ってるじゃん!!」と長女。

このあたりになると、いや~な雰囲気になって来ます。

お互いがイライラモードに突入して、何も解決しない結末が待っているようで…

最終的には投げやりになりかけた長女が

「じゃあ、何でもかんでも答えの前に『1めもりが』って付ければいいのね!」と。

ここでついに私も「あっ…」となったんですね。

(あぁ、この子が分からないと言っていたのは、「めもりの問題」ではなく、「めもり」という言葉の意味だったんだ…)と。

「猫って1匹、2匹、3匹って数えるでしょ。この線を数える時に1個、2個、3個って数えるんじゃなくて、1めもり、2めもり、3めもりって数えるんだよ。」と私が言うと、

「あぁ、そういうこと。分かった、分かった。」と長女もひと安心してくれた様子でした。

ギリギリのところで親子げんかにならずに済んだわけですが…

それにしても、反省です。講師の経験が長くなればなるほど、こういう雑な指導が出てしまうのかもしれません。

「めもりの問題が分からないって?そんなのこうやって考えれば簡単だよ。」と自分勝手な思い込みで教え始めてしまうのですね。でも、もしかしたら質問した子は「問題」が分からないのではなくて、「言葉の意味」が分からないということだって十分に考えられるんです。

今回は相手が自分の子どもでまだ助かりました。これが生徒さんだったら、大変申し訳ない指導になるところでした。

いくら講師の経験を積んでも思い込みはダメですね。「相手が何を分かっていないのか」しっかり確認しないと、どれだけ一生懸命教えたとしても意味のないものになるかもしれません。

相手の質問に答える時は、「相手が分かっていないことは何なのか」丁寧に確認してから教えるようにしなければいけない、と再確認した朝でした。

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