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2020年埼玉県公立入試分析

公立入試問題大好きな藤根が2020年の埼玉県公立入試について、解いてみての感想を簡単に述べてみたいと思います。

国語

全体的な構成は例年通りではありましたが、作文の配点が16点⇒12点と下がりました。

また、説明文の問5など一筋縄ではいかない問題が見られました。小説文と説明文に関しては時間配分を意識し、作文に関しては日頃から訓練しておくのも、有効な対策となるかもしれません。

数学

完全に易化です。関数の置き文字で解く問題が、若干、難しい程度です。一見すると難しそうに見える、大問3なども比較的、攻略しやすい問題だと判断します。とはいえ、大問3のような問題が、「新傾向の問題」に位置づけられるかもしれません。中堅校以下で差がつく入試を狙いとしているように伺えます。

社会

全体的な難易度は、おおむね例年通りだと推察されます。

他県と比較して記述問題が多い埼玉県の社会ではありましたが、記述単独問題が減ったのはプラス材料ではあります。ただ、大問2の問3や、大問3の問5のように「両方できて得点」というパターンの問題が増えたので、出題傾向としてはイーブンといったところではないでしょうか。全国的に地理分野は、大問1の問5のような資料の読み取りや、神奈川や千葉のような時差問題など、時間を要する問題を出題する傾向にあり、注意が必要であります。

理科

難易度はそれほど高くないと踏みましたが、実際に受験した生徒たちに聞くと難しいという声が聞こえました。

「時間内で解けない」というレベルの難問はほとんど見られなかったと思いますが、今まで見て来た問題パターンと問われ方を多少変えられた部分が多く、戸惑った受験生がいたのかもしれません。

丸暗記ではなく、実験の意図や用語の意味を本質的に理解していない丸暗記学習でしのいできた生徒には厳しい問題とも言えそうです。

英語

全体的な問題構成でいうと大問5が大きく変わりました。自由作文一本ではなく、短い長文を絡めての出題となりました。それに伴い、英作文は5文から3文へと変化しましたが、受験生とすると時間配分の面で今までよりも厳しい入試になったかもしれません。

大問4の問7のような「自身の立場」から英作文を作成するという、「新傾向の問題」が出題されました。近年、全国の公立高校入試問題でも多くみられる形式の問題です。月や曜日などがよく出題される単語問題は、神奈川や千葉などとも類似しており、定期的に練習しておくことが有効だと思われます。

数学(学校選択)

年々、易化しています。「絶対にできない問題」、いわゆる難攻不落の設問は減少傾向にありますが、最上位校(川越、川女以上)では差がつく入試になりつつあると思われます。出題頻度の低い平行四辺形の証明、相似の証明の活用などは、演習する機会が少ないので、パターン化に慣れていない傾向にあると思われます。

英語(学校選択)

他県と比較して長文量の多い問題構成にあるのは言うまでもありません。また、語句や文法なども、難度が高いものが出題されています。それ以上に英語で答える問題が、なかなか厄介であります。文量が多めの長文読解の演習は、事前対策として必須であるように思われます。長文をいかに早く正確に読めるかがキーポイントとなりそうです。